今日は バック♪
このカテゴリーに関しては 価格にとらわれず遊んじゃってほしいなと思います。わたしは バックに関しては 室より 量なんよね。
なんでかというと。。。10代後半から20代半ばまで私は いわゆるブランドものというものに エネルギーを費やしました。雑誌の影響や 環境や 情報に乗りまくりたい時代でした。
シャネルを買いあさり、プラダを買いあさり、グッチを少々買って、エルメスのケリーバックまで。(ヴィトンには興味なかった)。ほしければアウトレットでいいのに正規品に執着したりして、「モノ」というよりも「自己顕示欲」への執着に近いよね。
いま思えば、その頃着ていたお洋服に 存在感の強い高級メゾンのものが見合っていたか? 疑問です。
全身わかりやすいブランドもので固める隙のないオシャレは疲れます。
セレクトショップというものが オシャレガール御用達に時代が変換していく頃 職人もので 生産数の少ない良いバックに心を奪われ わたしのブランドへの興味はなくなりました。
というより、ブランドものにはブランドものの「価値」があります。何故 あんなに高価なのかというと やはり 生産工程での手間が 群を抜いているからです。だからこそ 長持ちする。長く使う良いモノという感覚ではなく、「いま流行っているから」でセレクトをするのはお金がもったいないよね。
ブランドものに憧れたなら、ライフスタイルを考えたり、予算に対して素直で、そして良いものと長く付き合うんだという愛情をもって選びたいもの。
「いま これ持ってたら笑われちゃう」そんな流行の廃棄物になるのは哀しいね。
23歳のときに頑張って買ったエルメスのケリーバックは 当時は60万円。途方も無い買い物です。
ですが、エルメスというブランドそのものが、長く使ってもらうために職人が手縫いで仕上げているプライドそのもの値段です。女優のジェーンバーキンが考案した「バーキン」というバックだって、クタクタに使われることをカッコいいとしてのモノ。ですが、普通のひとは80万も100万も出して買ったバックは、傷をつけないようにと丁寧に扱うでしょう。モノ本来に一生モノとしての予算を払う。その覚悟あっての「大人の買い物」。
だから 私はもう チープがいいなって思う。
ちなみにケリーバックは 友人に売りました。何故なら、「彼女に必要なモノ」だったから。
友人の娘さんは私立の付属である有名お嬢様学校を受験しました。娘の夢を最大限に道開かせるために、一般人の彼女が選んだ選択でした。
とはいえ、その学校に言けば、皆、エルメスのケリーやバーキンを普段使いが当たり前。娘のために格好つけなくてはいけない世界だったのです。だから、安く彼女に売りました。私にとっても一生モノの買い物でしたが、彼女の姿をとおして、私には自分のライフスタイルに、ケリーバックが必要ないことを認識したんです。
いい勉強になりました。
で、その頃、エルメスのケリーバックと別に、遊び心で買ったケリーバック。
色は赤。オーストリッチ素材の外縫いです。これはエルメスのものでは無いのですが、エルメスの工場で作っている職人もので、当時セールで30万円。お値段はすごいですが、エルメスでは無いというだけで もちろん質草にもならないでしょう。
ですがエルメスでなくても、同じ職人が作っているというだけでやっぱり 30万もの値段がついてしまうということ。これが 生産工程に対する順当な対価ということになりますよね。だからやっぱりこのバックは丈夫です。
私はエルメスでは無いという心の余裕もあって、買ってすぐに バックの四つ角をやすりで削りました。そして、爪でいくつかの傷をわざとつけました。バックの内側にマジックで落書きをして、シールを貼ったりして、
その儀式は、「新しい感じより古い感じで使いたい」という気持ちと、あとは、「ずっと使ってあげるね」という儀式でした。
結婚式とかくらいしか、クローゼットから引っ張り出さないバックだけど、なんだか嬉しいバックです。
モノと向き合うこと。
自分のライフスタイルに正当で、そして、良いものを知ってチープを知る これは基本であり理想です。
では、バックの話をしていきます。







