花は無理に咲こうとせず、
ただ、あるがまま、
必要なタイミングで咲き始める。
雨に濡れる時も、
風に揺れる時も、
太陽に照らされる時も、
ただ、あるがままでいるだけ。
湧き上がる感情をこねくり回すことなく、
綺麗な色に塗り替えることもなく、
ただ、ただ、あるがままを見るだけ。
私はね、自分自身で抱えきれなくなった悲しみから逃げるために、
一度全ての感情を捨ててしまった。
何も感じなければ、
悲しみもなくなる。
でもそれは、
私が私として生きてはいけないことを選んだということだった。
今回その感情を、
大切な悲しみを感じることを、
私は私自身に許可したんだ。
そしたらね、
たくさんたくさん出てくる。
今までこんなにも我慢してきたのかって、
びっくりする程出てきた。
でも、それをちゃんと自分が出せた時、
それさえも必要で愛おしい感情だったのだと気づいたんだよね。
すべての感情を許可して、
初めて私は私になったような感覚だった。
無理に美しい過去になんてしなくていい。
無理に大丈夫にしなくていい。
もしかしたら、それにさえも気づけないくらい、
塗り固めてしまっていることもあるかもしれない。
でも、それはちゃんと、
必要なタイミングで気づけるようになっていると思うよ。
あなたはちゃんと分かってる。
だから、
無理に美しい過去になんてしなくていい。
いいんだよ。