自分はなんて可哀想なんだろう。
自分はなんて不幸なんだろう。
自分はなんて恵まれないのだろう。
そんな気持ちになっている時、
人は悲劇のヒロインを演じている。
そして悲劇のヒロインは、
めっちゃ堂々としている。
それは、
今の現実は、
誰かのせいだからだ。
人は誰かのせいにする時、
自分の人生の被害者になる時、
堂々と出来る。
ほら、私可哀想じゃん。
こんな経験してきたんだよ。
ずっと辛かったんだよ。
そうやって望まない人生を生きてきたのは、
誰かのせいであって欲しいのだ。
悲劇のヒロインは、ちょっとした優越感もある。
可哀想って優しくしてもらえる。
それでも生きてきたんだって凄いって思われる。
だから堂々と出来る。
私のせいではないから。
堂々と出来る。
そう思ってたのね。私も。
ず〜〜〜〜っとそうやって生きてきたから。
でもね、違った。
堂々としてたんじゃない。
実は全然堂々としてたんじゃないの。
堂々としてる。
の着ぐるみ着た、
ビクビクちゃんだったの。
ビクビクちゃんだからさ、
世界は怖いし、
他人のせいにして生きてきたから、
周りは敵だし、
敵だから、
なんか仕掛けてきたら攻撃しちゃうし。
(本当はなにも仕掛けて来てないのに・・・)
それはさ、
堂々と生きたかったんだよね。
辛かったんだもん。
人のせいにしないと、自分がおかしくなっちゃいそうでさ。
そうやって自分を守ってたんだよね。
でもね、
実はわかってるよ。
自分の人生は人のせいにしても仕方ないって。
もう勇気出して生きていく時だって。
ちょっとずつ脱いでみてさ。
このまま生きてるのってダサいって気づいちゃう。
あれ、なんかダセ〜〜〜ことしてるじゃん、自分。
あら、ちょっとハズいかも
最後のも脱いじゃおっかな。
エイヤっと脱いだ時。
世界はこんなにも美しくて、
優しかったんだと気づく。
着ぐるみ着たまま見てた世界と違った。
な〜んだ大丈夫だったじゃん。
悲劇のヒロインにならなくてもよかったじゃん。
こっちの方がめちゃんこ楽じゃん。
あ〜〜〜早く脱げばよかったわ〜〜あはは
ってなる。
私はなったよん
でね、思った。
普通に堂々と生きればいいじゃん
ってね
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