当時4歳の長男に

「大好きだよ」というと

「わかってるよ」と必ず言っていました。

 

ある日

「何でぼくが“わかってるよ”って

言うかわかる?」と聞くので、

これは聞いてほしい催促だなと思って

 

「何で?」と希望通り聞いたら

 

「お母さんは、ぼくが話しかけたら

いつも“なーに?”って言って

お仕事を止めて聞いてくれるでしょ?

それがとっても嬉しいんだよ」と。

 

 

何で自分がいつも「わかってるよ」

と言うのか、その理由を

私がわかっていないか

うまく伝わっていないと

思っていたんでしょうね。

 

嬉しいんだということを

伝えたかったみたいです。

 

母親が忙しい仕事の手を止めてまで

自分の話を聞いてくれたことで

 

自分は母親に愛されてる、

愛されるに値する子どもだということが

わかってるから、

 

私の「大好きだよ」という言葉に

「わかってるよ」と

返していたのだそうです。

 

私が、自分の母にしてほしかったことを

していただけなのですが、

 

こんなことが嬉しいのなら

何度でも言ってあげようと思いました。

 

 

私の母は忙しい人だったので

子どもの話をゆっくり聞く時間はなく

それがとても寂しかったので

 

自分が母親になったら

仕事の手を止めてでも

子どもの話は聞いてあげようと

思っていました。

 

そのことが、

子どもが自分は愛されてると

自覚することになるとは

長男に言われるまで気づきませんでした。

 

「忙しいから後でね」と

つい言ってしまいがちですが

 

実際、そんな時もあるので

すぐに手が離せない時には

何故、手が離せないのかを説明して

「これが終わったら聞いてあげるから

待っててくれる?」と言うと

 

「わかったよ」とか

「お仕事終わるまでこれで遊んでるから」

と言って待ってくれました。

 

ただ、

病院生活が長かった甘えん坊の

長男にはできたのに、

 

手をかけることを嫌がって

何でも自分でしたがった次男には

それがあまりできなかったのですが、

 

長男みたいに言葉にしなくても

「自分は当然愛されてる」と

信じて疑っていなかったような気がします。

 

 

そんな次男も今では

世界情勢を語り合ったり

LINEで最新情報を送ってくれたりしています。

 

SNS世代の子どもたちのほうが

情報を取りに行くのが早いですね。

 

そんな子ども達の未来が

明るく輝いていることを切に願います。

もうすぐですね。