たった一人だったドナーさんから
骨髄の提供を受けて、今年で
移植後17年になります。
放射線、抗がん剤の苦しい治療と
引き換えにいただいた生命。
どなたから提供を受けたのか
名前も住所も教えられない規則に
なっているので、
移植の時に一度だけお手紙の交換を
しただけで、その後お礼を言うことも
できないのですが、せめて
「息子は元気に暮らしています」と
お伝えしたい。
きっと、ご家族の反対も
あったと思うのです。
見ず知らずの人のために、
お仕事を休んでしかも無給で
骨髄の提供ができるだろうかと
考えたときに、その決断に畏敬の念で
一杯になります。
次男へのお手紙にも書いて
くださっていたのですが、
いただいた命を精一杯輝かせて
人生を謳歌してほしいと思います。
お陰様で、今年も誕生日を
迎えることができました。
次男のために描いた曼荼羅、
Lave&Light(愛明)です。
中央の勾玉のウィングは、守護の天使。
沢山の円は、
沢山のご縁がありますように。
花・蝶々・光・月は、幸運、夢、希望。
あっ!恋愛運も♡
クリエイティブなターコイズは、
好きなこと(折紙)が
ずっとできますように。
グリーン系は、
いつまでも健康でありますように。
カップは、
色んな困難や理不尽なことがあっても、
喜びの祝杯があげられますように。
という願いを込めて描きました。
普段から感謝の言葉をいつも
言っているのですが、
今年からメッセージも
渡すことにしました。
感謝の気持ちは、
思っているだけではなくて
ちゃんと言葉にして伝えなければ
と思います。
息子に遺したいもの