島根旅行最終日。
少し足を伸ばして訪れた、山口県萩市のカフェ。
冷たい飲み物飲みながら、
本でも読んでリラックスタイム。
長女もさりげなく本棚から本をとってきていました。
黙々と本を読む長女の脇から
どんな本なのかちらちら覗き見していたら、
こ、これは…!?コケ鉢!?
いとも珍しこの絵本、
タイトルは「チョムスとペリカ」。
この絵本の主人公である二人、
実は「コケの妖精」なんです。
内容はこう。
―青い妖精チョムスは、毎日律儀にコケの世話をする働き者。
一方、赤い妖精ペリカは怠け者で、
コケを食べてしまったりもします。
チョムスはそんなペリカの行動に、いつもじっと我慢。
ある日、ペリカの誘いで二人は旅行へ…。
しかし、二人が留守の間に「苔狩り」がやってきて、
コケを全部取っていってしまいました。
この件をきっかけに、とうとうチョムスの思いが爆発!!
いつも怠けてコケを食べてしまうこと、
更には旅行に誘ったことなどを責め、
けんかになってしまいます。
しかしペリカはこういいました。
「僕が食べてたのは、コケをダメにしてしまう悪苔なんだよ」
そう、
実はペリカも彼なりに一生懸命世話をしていたんですね。
その夜、二人はお互いのことを思いあい、
ひとしきり泣きました。
すると二人の流した大量の涙で潤った庭は
一面コケの絨毯に…。―
と、大体こんなようなお話。
苔を育てるコケの妖精、という設定にも驚きですが、
意外と深いその内容にも驚き!!
毎日コケに水をやる僕は、自分とチョムスを重ね合わせ、
共感して危うく涙がこみ上げるところでした。
いと珍しき、「コケ」を題材にした絵本、「チョムスとペリカ」。
要チェックです!!
※実はこの本、自費出版のため
書店などで簡単に購入できるものではないようです。
どこかで見つけた際には
ぜひ手に取って読んでみてくださいね☆-( ^-゚)v