女の子のような綺麗な顔立ちの小学生の男の子、一ノ瀬海。

彼のクラスに一人の転校生がやってくる。

子供の頃からピアニストである父親の後を継ぐべく、ピアノを練習してきた男の子、雨宮修平。

彼との出会いが海の人生を変えていく。。。


海は赤ん坊の頃から森に捨てられていたピアノをおもちゃがわりに育ってきた。

まさに独学で。

しかしそのピアニストとしての素質は十分に備えていた。

雨宮は海と出会って、その才能に驚愕する。

そして丁度二人の小学校に音楽教師として身を隠すように赴任していた、かつての天才ピアニスト、阿字野壮介との出会うことで、海と雨宮はライバルとしての人生を歩みだす。


どこか古くさい雰囲気を漂わせたマンガで、ところどころに性的な表現なども出てくるのですが、基本的にはピアノ中心でストーリーが進みます。

海と雨宮の少年時代が描かれ、そして二人は青年になり、ショパンコンクールに出場するのである。


少年時代のマンガの雰囲気と、ショパンコンクールの話に入ってからのマンガの雰囲気はまったく別物になっている気がします。

それでも全体を通して、音楽を描く表現が素晴らしいです。

まさに音楽がそこに流れている!


そしていろいろな登場人物もとても魅力的で、やさしく、切なく、読み応え十分です。

とてもおすすめできるマンガのひとつです。

早く続きが読みたい!