どうも誤解されていることが多いのですが
電線は最大通電可能電力で容量が決まっているわけではありません。
電線の太さごとの電流量(A)で容量が決まっています。
なので、
1.0 mm2:10 amps
1.25 mm2:13 amps
1.5 mm2:15 amps
2.5 mm2:20 amps
4.0 mm2:25 amps
が最大電流量です。
ちなみに、だいたいのケーブルは400V-600Vまで流せると書いてありますね。
普通は最大電流量の半分くらいまでしか使用しません。
それ以上を超えてくると発熱してきますので。
また常時使用の場合はさらに半分の使用可能容量となります。
これは経年劣化による容量の低下への対応となります。
一般的な壁の中の配線で2.5mm2なので
100Vなら瞬間2000Wまで、常時1000Wまでとなります。
24時間使い続ける場合は常時の電力量を使います。
これは火災防止のためですね。
ちなみに電力会社から200Vで日本は引けますが
その場合は倍の瞬間4000W、常時2000Wまでの対応となります。
最初から明らかに長時間大容量の電力を使うとわかっている
エアコンなどが別配線の専用線にするのはこれが理由ですね。
分けないと発火してしまうわけですので。
あと、瞬間的に大容量を使う業務用プリンターやIHヒーターなども
別系統の専用線にしますね。
こちらは容量とそれが発生するノイズで他の機械が壊れるのを
防止するために専用配線としています。
あと電圧が高いほど抵抗値が同じ場合は
電化ロスが下がり処理効率が上がるので
エアコンやパソコンなどは実は処理能力が向上します。
もちろん処理能力が上がって使用する電気が減るので
節電にもつながりますし、電流量も減るので
火災リスクも減りますね。
ものによっては200Vの方がお得というわけです。
日常的なことならスマホの充電が速いというのも
ありますね。結構おすすめですwww
~おまけ~
あとインターネット用の電話線やLANケーブルと
電力線は離して配線しなくてはなりません。
これは通信線へのノイズ影響で通信障害が発生するリスクを
排除するためです。
どうしても避けようがなく影響がでても範囲が狭い場合のみ
平行して配線するのが無難です。