そう言ってくれるのはいとこのお兄ちゃん。
今日は同い年のいとこといっしょに森の小道に行ったんだ。
ま、よゆーだよね。
「ねえ、ボブお兄ちゃん、ボクとイグナシオ君、どっちが高くジャンプできたかなー?」
「そうだなぁ、二人とも高くジャンプしてたよー」
「ねえエンスター君、ボブお兄ちゃんはぼくのお兄ちゃんだよ。」
「えー、でもイグナシオ君もぼくのおねえちゃんたちをお姉ちゃんって呼ぶもん。」
「こらこら。二人ともケンカは良くないぞー」
「あ、たしかにアズラリアお姉ちゃんってよぶかも。」
「イグナシオ、アズラリアさんは王太子様だから殿下って呼ぼうな?」
ボブお兄ちゃんは遊び好きらしいです。
イグナシオ君は『せんさい』なんだって。
仲良しの兄弟。
お兄ちゃんっていいな。
「ぼく、お姉ちゃんも欲しいなぁ。パパとママにお願いしようかなー。」
弟なボクたちが考えることは同じみたい。