みなさんこんにちは
雨男です。![]()
梅雨とは言えこの雨、休みもなくよぅ降るなと感心しております。
これで水不足はなさそうです。![]()
透水機能を持つ舗装って多いですよね。
最近は「もう絶対必要です!!」なんて言われたりして頭痛いんですが、
今日みたいな雨の日は、透水性はほとんど機能しません。
なぜかと言うと、下の路盤も舗装体も100%飽和した状態になるからです。
それでも透水したとなると、よほど厚い路盤か、透水層(フィルター層)があると考えられます。
また、透水性舗装をこよなく愛する皆さん。
その透水性何年もちます?
機能低下は何年目から?目詰まりしたらどうします?
結構そこはあいまいなんです。
国も高速道路もそこに関して定義はないんです。
例えば今日のような雨の時、地表の雨水には砂もあるでしょう。ちりもあるでしょう。
それらを通す、透水性機能はある程度のキャパを超えると、目詰まりを起こし、
当初の透水性機能は低下します。
間違いございません。
土系舗装で透水機能を有する場合、3年もしますと目詰まりを起こします。
そもそも転圧もしない舗装、撒くだけのタイプなら透水というより浸透していきます。
透水はポーラス状(空隙がある)の舗装体内を通水させるものです。
インターロッキングも同じです。
SLソイルサンド舗装はすみませんが、透水性機能はありません。
あるのは吸水性機能と保水性機能です。
今日みたいな雨の日、施工時に計画された排水勾配に従って、表面排水します。
でも、ちゃんと地下還元もします。当たり前ですが重力のおかげです。
水は十分吸水・保水され、今度カラッと晴れた日の表面温度はぐーんと下がり、
気温30℃でも表面温度は20℃前後と裸足で歩ける温度です。
結構いいじゃんSLソイルサンド舗装っ!!
そうなんです。
いろいろ研究して、改良して、様々な問題もクリアして、いろんな機関にお願いして、
それを数値化して予測できるようになりました。
うん頑張ってますよ。
透水性舗装も、土系舗装もメリットはあります。
全否定するわけではありません。
勾配をだましたり、水溜りのできやすい部分ではやはり透水性舗装がいいんです。
仲良くしたいけどシェアが違いすぎるかっ!!
雨が降ると透水性舗装をやじりたくなるマニアなわたし。
明日は晴れるかな・・・
