11月末に娘家族が帰省して、近くの氏神さまに、カジュアルに孫の七五三詣に行った。

幸い(孫から見て)夫の曽祖母、うちの曾祖父母が来て一緒に行ったのだけど、まー予想通り、杖をついても度々足の力が抜けてぐっと支えてやらないといけない私の父に対して母は一度も手を貸すことなく、曾孫と手を繋いでどんどんマイペースで先を行ってしまう。

私は父の腕を支えて、父は反対の手でやっと使い始めた杖をつきながら、全身がカクンカクンと力が抜けては立ち止まって体勢を立て直し、ゆっくりゆっくり皆について行く。着く頃には私も支える腕にぐっと力が入り脇に汗が滲んだ。帰りも然り。おい、私の親たち、二人暮らしちゃんとやってるのか?

実家での暮らしぶりが気になるが、もし父を見にいったとしても、否が応でも母親が目に入るだろう。おそらく耳の不自由な寡黙な父ではなく、喧しい母の口を聞かされるだけで終わるから、年賀の挨拶までは無用に実家に顔を出したくはない。


母の弱者に対する冷淡さ。キンキンに冷たい。

この感じは、30年前に父方の祖母(なおかつ統合失調だった人)が、祖父のお葬式に出るために一旦外出した時を思い出させた。

祖母は、祖父が亡くなったことすら分からないくらいの重篤者だった。それなのに母は、葬儀の後に父方の親類と、一族が相続した土地やかつての栄華の話、、、下卑た話題にうつつを抜かしてアハハと笑いながら精進料理を口に運ぶ。一方で私と妹は、祖母のお食事を口に運んだり、こぼれたら拾ったり、時折り声をかけてみては、弱々しく意思表示で頷く祖母の調子を伺ったり、立ち上がった祖母が廊下を歩くのに手を添えたり、、、

あの人は、本当に、利他精神の無い人。虚栄心の強い人。弱い者を見下す人。自分の母親の持つあまりにも深刻な闇の面に早く気づき過ぎたことを悔やむ。


祖父のお葬式。あれから30年も経ちこの世の中は物質の時代から心の時代になったのに、母自身も祖父くらいに歳をとったのに、あの人は何も変わらない。あの人から生まれてしまった私の使命。そのもっと前から続いてきたであろう血の持つ負の連鎖を断ち切るぞ。絶対に断ち切る。