「〇〇さーん、〇〇さーん」

の声に、何かの夢を見ていた私は途中で起こされました。

「終わりましたよー」

(!あれ!寝てたんだ、終わったんだ)
(お腹と、右手の針が痛い)
(あれ?時計が11時30分くらいだ、早い)

と頭にそんなことが駆け巡ると、

「握れますか?」と
手術室の看護師さんが私の手を握ってくる。
「絶対起きる!」と強く握ってみた。

目覚めても、挿管してるから、すぐには喋れません、と言われていたけど、
それも既に外してあり、

病室のベッドが運ばれて、

「移しますよー、動かないでくださいね」

と何人かで私のベッドに移動してくださり、

病棟の看護師さんが
「お部屋戻りますよー」
と言ってベッドを押されました。

遅くとも13時には部屋に戻る、と言われていたので、
(11時30分かあ、早いなぁ、どうなったんだろう)

と思い、私は開口一番

「お腹は切ってないですか?」と聞いたら

「術式は変わってないですよ」と言われ一安心。

麻酔がまだ効いているから、ぼーっとしてはいるけど、明らかに辛いことあり。

・手術したあたりが痛い
・肋骨のあたりが痛い
・息が浅くしかできない
・右手の針が刺さって痛い


でも、手術したから仕方ないし、とりあえず目覚めて良かったと思わなきゃ…と思っていました。

部屋に戻ると、酸素マスクを15時まで装着、とのこと。

(喉渇いたー)

の思いも虚しく、今日は水分も取れないとのこと。

大きな点滴が付き、このまま明日まで。

ずっと寝られるといいなぁ、と願いました。