癌であること

手術をすること

すごく不安で…

今のところ、転移はなく、大きさも2.5センチくらいだから、ステージ1、とは言われたものの

不安はどうしても消えませんでした。

でも、家でも、職場でも、
暗い顔していたら心配だろうし、
暗い顔されても困るだろうし、


「大丈夫、ロボット手術なんだって」
「ブラックペアン観ていてよかった」

なんて、事実を伝えるだけで、奥底にある気持ちは伝えず

こういう時にブログに書きたくなるんだな、って思いました。

でも、知る前に比べて、知った後の方が、明らかに体調も良くない。
気持ちって、本当に大事なのだ、と、そして、
先生が言われた、「楽しく、楽しく」を思い出し、気を逸らしていました。

とある友人は、自分が癌であることを知った時に、
「なんで私が、」とお嬢さん達の前で泣いた

と聞いたけど


私にはそんなことはできないなぁ、と…。


そんな中、入院する病院には、高校時代の友人が、看護師として働いていることを思い出し、

悩みながらも、思い切って連絡してみたら、
連絡してくれて、ありがとう、と言ってくれて、
外来の時に会ってくれる…と。

私も一目でもいいから会いたいな、と思っていたので、受診が終わった時に、連絡をしたら、
下に来てくれることになりました。

久しぶりに会う友人なのだけれど、
そして、クラスが違ったのですごく仲が良かったわけではないのだけど、


彼女が白衣で下の階に降りてきてくれて、
その姿を見た瞬間、

私は涙が止まらなくなってしまいました。

誰の前でも、そして一人の時も、涙なんて出なかったのに、
彼女の存在に甘えてしまったようで。


彼女も
「そうだね、意外に家族には、本当の気持ちを言えないかもしれないな、私も」

と理解してくれました。

家でも職場でも、元気な存在でいたい、というのは私のモットーで。
それは、本当の気持ちが言えないなんて、仲が良くないとか、そんなのではなく、

心配かけられないな、とか、
言われた方の気持ちを考えてしまうと、とか

なかなか複雑です。

でも、友人の存在は本当にありがたかった…。
こうして人に支えられて生きてるんですね。