三戦
中国は2003年に人民解放軍政治工作条例の中に「輿論戦」「心理戦」「法律戦」という「三戦」と呼ばれる作戦を付け加えてます。
この「三戦」を頭に入れておくと、最近の中国の動向が理解しやすくなります。
まず「輿論戦」とは「中国の軍事行動に対する大衆および国際社会の支持を築くとともに、敵が中国の利益に反するとみられる政策を追求することのないよう、国内および国際世論に影響を及ぼすことを目的とする」としている。
次に「心理戦」は、「敵の軍人およびそれを支援する文民に対する抑止、衝撃、士気低下を目的とする心理戦を通じて、敵が戦闘作戦を遂行する能力を低下させようとすること」
そして「法律戦」は、「国際法および国内法を利用して、国際的な支持を獲得するとともに、中国の軍事行動に対する予想される反発に対処すること」ということです。
つまり今回の反日デモはこの「三戦」を総動員し、また生活に困窮する人民の不満をうまく利用し、「魚釣島は我が領土である」ということを世界中にアピールした、いわば情報戦なわけです。
そして日本で良い人ぶって「過去の戦争を総括しろ、恨みを持たれてもしょうがない」「中国を刺激した石原が悪い」と言ってるのは、大マヌケにもこの「三戦」に加担しているのです。
そしてどさくさの人権救済法案の閣議決定。笑うに笑えない。
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