SLFM_KKI

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こちらは「ステファン・ランビエールさんファンミーティング開催希望委員会」のTwitterアカウント補足用ブログです。 ご連絡はhttps://twitter.com/SLFM_KKI のDMにて頂けますようお願いいたします。


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こちらは2023年6月4日に仙台で開催されたステファン・ランビエールさんのファンミーティングの文字起こし日本語訳版です。

 

 文章内ではSL=ステファン・ランビエール、<>=行動、[ ]=司会・ファンの声 、( )=補足となっています。誤訳、誤字等ありましたら速やかに修正致しますのでご一報頂けると大変ありがたいです。

 

ステファン・ランビエールファンミーティング in 仙台

2023年6月4日

 

 

 

登場

 

ありがとーございまーす。(日本語)

ありがとうございます。みんなに会えて嬉しいよ。
どうぞみんな座って。

 

[司会:来ていただいてありがとうございます。]

 

とんでもない!ここに来られて嬉しいよ。

僕は今一か月ぐらい日本にいるんだけど、スクールの合宿で2週間、ファンタジー・オン・アイスで2週間、いまが人生で最高の時間だと感じてるよ。

本当にありがとう。来てくれてありがとう。

 

おねがいします。(日本語)

 

たぶんマイクはいらないんじゃない?マイク だいじょうぶ(日本語)。マイクはいらないよ。たぶん...みんな聞こえる?

うん、だからマイクはない方がいいね。(マイクが無いほうが)直接声届くし。

はい、どーぞー。(日本語)

 

 

質疑応答part1

 

[司会:質問その1]

 

はい、お願いします。質問1だね。

まず、どんな感じ...これは質問2だね。OK。

まず、歓声を再び聞いた感想は?

 

本当に、リンクの雰囲気はとても特別なんだ。だから今、本当に人生で最高の時間っていう感じ。ファンタジー・オン・アイスの雰囲気もすごく好き。スケーター同士の雰囲気もとても好きで、観客も、特にここ仙台の観客が本当に好きだよ。

とてもいい雰囲気だった。素晴らしい時間だった。

 

今日はアダージェット(マーラー交響曲第5番第4楽章アダージェット)で少し迷った。

あるパートを滑った後、またすぐに同じパートの音楽が始まったんだ。それでちょっと混乱したんだ。でもシンプル・ソングのときは、とても心地よくて幸せな気持ちになった。このツアーで、この特別な雰囲気の中で、この2つの新しいナンバーを演奏するのが本当に好きなんだ。ありがとう。

 

[司会:ありがとうございました。ではアダージェットについてですが、どのようなテーマでこの作品を選んだのでしょうか?また、この作品に込めた思いをお聞かせください。]

 

ご存じの通り、マーラーは恋人のためにこの曲を書いた。

僕は愛、特に恋人関係をメインテーマにしたかったんだ。

どうやって関係を作っていくのか。このプログラムでは、最初の出会い、初対面から始まる。そして時々、僕たちは誰かと出会う。だけど、見つめる先はいつもお互いにあるわけではない。一緒に何かを見ることが大事なんだ。

そして、その特別なものを一緒に見ることで、僕たちは繋がるんだ。そうでしょ?だから、まず誰かとの特別な出会いみたいなのがあるってこと。そしてその後、恋愛関係のさまざまなフェーズがある。

 

そして、一緒にいたり離れていったり、全ての融合的な瞬間がある。さらに、恋愛をしていれば難しい局面に少し葛藤することもあって、その問題に対して何か答えを見つける必要がある。そしてその後に、安らぎの瞬間がやってくる。私たちはお互いに、人生におけるさまざまなことで助け合っていることに気づくんだ。

そして関係の終わりには、始まりとよく似た出会いがある。でも、2人はここまで一緒に歩んできたから、それは非常に異なるものでもある。2人は一緒にたくさんの思い出を作り、異なる目線で相手を見てきた。そして、より成熟し、より感謝の気持ちを持つようになっている。

 

サロメ・ブルナーと一緒に振付をしたんだけど、プログラムのあの瞬間は、実はプログラムの最初の動きを逆にしたものなんだ。つまり、恋愛関係の始まりと終わりの出会いを象徴するように、最初に起こったことが、最後で巻き戻されているんだ。そういうこと。

 

[司会:ありがとうございます。]

 

2つ目のプログラムはシンプル・ソングだね。実は数年前にこの曲を見つけたんだ。この曲の雰囲気と歌手の声がとても好きだった。

それで.....正確にはよく覚えていないんだけど、数ヶ月前に飛行機でスイスに戻る時、映画『グランドフィナーレ』(原題:Youth)を見たんだ。その映画の中で、この曲の美しいシーンがあったんだ。そして、自分がどれだけこの音楽が好きか、どれだけこの雰囲気が好きかを思い知らされた。

自分のパフォーマーとしてのキャリアも終わりに近づいているから、この曲を使って、すべてのものには始まりと終わりがあることを表現したいと思ったんだ。僕たちがやっていることのサイクルとでも言おうか。ひとつの章が終わると、また新しい章が始まる。だから、この2つの新しいプログラムで、最近の僕が考えていることを表現するために滑ることは、本当に大きなパワーになったよ。 

 

[司会:ありがとうございました。]

 

(客席をさして)こちらから?

 

よんばん。(日本語)質問4?

 

[参加者1: 競技用プログラムとショーのためのプログラムとでは、アイデアや制作過程に違いはありますか?]

 

もちろん色々違いがあるよ。一番大きな違いは、競技用のプログラムではルールがあり、そのルールの中でプログラムを作る必要があるということだと思う。

エキシビションのプログラムでは、ルールはないんだ。だから、この自由さは本当に個人的なもので、どんな長さのどんな音楽でも使えるし、どんな内容でも、その瞬間を自分の好きなようにできる。だから僕は振付をしたり、この自由を使って自分の感情を表現したり、音楽を表現したりすることをとても楽しんでいるんだ。

まず音楽を選んで、音楽を選んだ後は、その音楽がどんな雰囲気なのかを理解しようとしてみて、その音楽でどんなストーリーを表現したいかを考えてみる。

そういう意味では、競技用のプログラムととても似ているね。競技用のプログラムでも、まず音楽を選び、その音楽でどんな雰囲気やストーリーなのかを理解しようとしてみて、どんなイメージを表現したいかを考える。そこから、競技用プログラムではルールに従った内容にするし、エキシビション用のプログラムではまた違った次元へと向かうことができるし、さらにクリエイティブになろうとする。その限界に挑戦するんだ。うん。

 


 

[司会&参加者1:ありがとうございます。]

 

どういたしまして。

 

[司会:質問No.5.]

 

はい。ご。(日本語)

 

[参加者2:気分が落ち込んだとき、どうやって気持ちを切り替えますか?]

 

普段、落ち込んだときにどうするか?自分の(心と)身体を繋げようとしてる。

たまに、自分の心と身体が切り離されてしまうこともある。体を使って、自分の心と頭、思考と体を同じ場所に持ってくるようにするんだ。これは本当に助けになる。

これを毎日ルーティーンとしてやるようにしているんだ。長くやるわけじゃなくて、20分くらいかな。体が動き始めたら、自分の中心で、筋肉で、関節で、何が起こっているのかを感じようとする。そうすると、心が身体とつながって、強い気持ちになって、今日も一日頑張ろうって思えるんだ。そうだね。

 

No.6?

 

[参加者3:どのように振り付けを作るのですか?精神的、肉体的なコントロールのコツがあれば教えてください。]


 

振付を作るときは、さっきも言ったように、音楽から始めることが多い。音楽が僕にこれだ!ってものを与えてくれたら、その感覚を使って、音楽と繋がるような何か挑戦的なパターンを作ろうとする。僕は音楽と繋がるのがとても好きだし、その音楽も僕にイメージを与えてくれるものじゃなきゃ。ステップその1、音楽を選ぶ。ステップその2、音楽と繋がって振付を作る。

 

心と体のコントロールについては、今言ったように、15分でも30分でもいいから、自分の身体に入り込んで、心と体が調和するような時間を持つことだと思う。簡単なことでいいんだ。僕は背中と右膝に少し痛みがあったんだけど、自分の体と繋がるために時間をとって、お風呂に入ることで休息をとっただけで、自分を受け入れ、身体を受け入れ、心と身体をつなげることができたんだ。うん。

 

[司会&参加者3:ありがとうございます。]

 

どういたしまして。

はい!(日本語)

 

[参加者4:こんにちは、ステファン。]

 

はい!(日本語)

 

[参加者4:私の街へようこそ。]

 

どういたしまして。

 

[参加者4:プライベートではどんな音楽を聞いていますか?最近のお気に入りのアーティストなどを教えてください]

 

そうだなあ、一人新しく見つけた人がいたんだけど、名字を忘れちゃった。下の名前はジェイコブ。名字は覚えていないんだけど、彼はたくさんの楽器を演奏していて、とても興味深かった。彼の名字を覚えていなくて申し訳ないけど、最近見つけたのはその彼だね。

 

ホントに好きなのが…まず、Spotifyのランダムな感じが大好きなんだ。ある曲を再生して、その曲のRadio(Spotifyの機能の一つ。関連曲やお勧め曲がまとまった番組のようなもの)を選ぶ。そうするとすごく綺麗な旅のような…僕はテクノロジーには疎いんだけど、テクノロジーによって自分が本当に楽しめるものを発見できるのが好きなんだ。まるで携帯が僕のことをよく知っているみたい。小さな(音楽を探す)旅に連れて行ってくれる。そして美しい作品を発見する。

知ってるかもしれないけど、僕の携帯にはいろんなスケーターのためのプレイリストがあるんだ。だから何かを聴くたびに、その曲に合わせて滑っているスケーターを感じたり、目に浮かんだりするんだ。だから(曲を)各スケーターのプレイリストに入れているんだ。音楽を聴きながら、この音楽や感じではどんな動きができるのか、どんなスケーターがこの音楽で滑れるのかを想像するのが好きなんだ。うん。

 

ジェイムス・ブレイクも、ジェイミー・カラムも、パオロ・ヌティーニも大好きだ。

彼らが、僕が家にいるときやリラックスしているときに聴くのが好きなアーティストたちだね。普段はその中の1曲をかけるんだけど、そうするといろいろな発見があるんだ。ありがとう。

 

[司会:質問No.14.]

 

14.

 

[司会:これから滑ってみたい曲について少し教えてください。]

 

今はアダージェットとシンプル・ソングで滑るのを楽しんでる。

まだ(次の)ビジョンはなくて…いろんな曲を聴いてるし、何かこれだってものが来るかもしれないけど、今はまだ、今滑っているものを極めようとしているところ。

だから、アダージェットとシンプル・ソングに心血を注いでる感じ。これは僕の作品であり、この作品と一緒に成長したいんだ。だから、この2曲には今とても力を入れているんだ。うん。