『マイケルジャクソン THIS IS IT』を観た。

大迫力で、映画にしてライブを観たようであり、
取り立ててファンでない自分でも鳥肌ものであった。

際立った感想は二つ。
「真摯さ」と「若さ」だ。

1.真摯さ
音楽、エンターテイメントに対し常に真摯であった。
妥協せずメンバーに対しても真摯にあたる姿勢に、
マイケルの静かなプライドと情熱を感じた。

常日頃から思っている事であるが、真摯に・誠実に仕事に向かうのは
決して「真面目」だからだけではない。
静かなプライドと情熱を持っているからこそ、真摯で誠実にやるのだと思う。

ただ真面目なだけなら、クリエイティビティの欠片もない、
結果として右肩下がりの単調な取り組み方になるだろう。

真摯に、静かに情熱を燃やすからこそ、自らを振り返り、
足りないところを見つけて改善するのだ。

決して金銭や地位等の見返りのみをインセンティブとしない、
自分は、そのような姿勢に敬意を感じる。

2.若さ
50歳とは思えない気迫・身のこなしに驚いた。
同時に、若いダンサーの張りのある動きに、若さの肉体的優位性を感じざるを得なかった。

人間誰しも老いるものであるが、なかなか老いた自分は想像ができない。
マイケルは経験を積み重ね、気迫でカバーし、50歳にして張り合えるほどの
身のこなしを実現させているが、ただ漫然と年を重ねてしまってはそうはいかないだろう。

時々若い頃に持っていたものを失っている事に気がつく。
もちろん得ているものもあるのだが、身体的なものに限らず、
良いバランスで自分をプロデュースして行きたい。
改めてそう思った。

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社会人10年目が終わろうとしている。
10年間でたくさん苦悩し、目の前の仕事に誠実にあたってきた自負がある。
良い刺激もたくさん受け、能天気な自信家であった学生あがりの新入社員当時と比べると、
格段に人間的な成長を遂げられたと感じている。

これからは、本物のプロフェッショナルになれるよう、
人間性だけでなく、人には負けない専門性を磨いていきたい。

マイケルほどの才能の持ち主であっても、やはり才能を輝かせるのは
真摯に向き合い努力することなのだ。
才能は仕方が無いとして、対象そのものを「楽しむ」・追求する事を「楽しむ」、
今の自分にとって最大のキーワードは、この『楽しむ』であると思う。


エンドロールが終わり場内に照明が灯るまで誰一人として席を立たなかったこと、
そして多くの観客が思わず拍手をしてしまったこと、が印象的に作品を物語っていたと思う。

新年であるし、忘れてはならないことを記述したい。

先月末(30日)の日経「経済教室」より、ドラッカーの言葉。

『利益は企業や企業活動にとって、目的ではなく、制約条件である。
利益は、企業活動や企業の意思決定にとって、原因や理由や根拠
ではなく、その妥当性の判断基準にすぎない』


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組織人をやっていると、つい目先のエサに気持ちを奪われてしまう。
しかし、利益を上げるだけでよいのか?、
せっかく活動するのに(広い意味も含み)利益主義では寂しくないか。

目に見える、自分や自分の周りの人間のためだけに働くのか。

昨年も自問自答の日々であったが、やはり高い観点を持ちながら働きたい。

坂の上の雲に清々しい思いを感じたように、微力とは分かりながらも、
自分を見失いたくはない。

既にある土俵で綺麗に戦うことも素晴らしいが、
やはり自らも土俵を作り出したいと思う。

今年は、自らの望むキャリアを意識し、
具体的なステップと活動指針を作りたいと思う。
本日も坂の上の雲を観た。

史実に基づくとは言え小説であり、影響受け易くてなんだが、
それでも承知で敢えて書くとすれば、彼らはなんと清々しい思いで生きていたのだろうか。

近代化の遅れた日本において、志を持ち、好奇心を持ち、
率先して苦労を伴う役割を買って出る。

元々思っていた事であるが、先人の築いた繁栄や安全の上に胡坐を書き、
権利を主張し甘い汁を吸おうとするばかりである現代日本人は、
己の在り方を深く反省すべきではないだろうか。

我々は、「資本主義」を金儲けのシステムとしてのみ捉え、
規模の大小を問わず不経済を外部に押し付けたり、良いポジションを獲得することのみに、
意識を働かせていないだろうか。

先人の築いたシステムを、良く考えもせずに「そういうものだから」と諦めていないだろうか。

僕はそんな人生は嫌だ。
知識を身につけ、知恵を絞り、経験を積む事で、社会と真っ向勝負したい。
足元の小さな事でも良いから、「意味のあること」・「本質に迫ること」を追求したい。

こういう気持ちを持ってしまう事で、ハードルが上がるのは百も承知だが、
安易な方法で結果を出すのではなく、熟考と試行を重ねて結果を出し、
自分も周囲も納得させてみたい。

改めてそんなことを感じた。