レポ◆誓いのウェディング・キスwith夏輝① 《ダーリンは芸能人forGREEイベ》 | 二次元のカレに逃避中♪

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今年6月に行われた《ダーリンは芸能人ドキドキforGREE》のジューン・ブライド・イベのレポです。

思いっきりのネタバレですので、ご注意を。











【誓いのウェディング・キス with 夏輝】step1



私がレコーディング・スタジオに着くと、JADEのみんながちょうど休憩しているところだった。

夏輝さんはスタジオの一番奥の椅子に座ってたばこを吸っている。


主人公

「おはようございます」


私が夏輝さんのほうをチラッと見ると、夏輝さんはたばこの火を消して小さく微笑んでくれた。


夏輝

「おはよう」


すると、秋羅さんが私のバッグからはみ出ていたカタログを指さして言った。


秋羅

「あれ? ○○ちゃん、これどうしたの? ウェディングドレスのカタログ?」

主人公

「え……そ、それは……」

(どうしよう……夏輝さんに一番最初に言いたかったんだけど……)


秋羅さんが返事を待っていると、冬馬さんも私のそばにやってきてカタログを見る。


冬馬

「へぇ、何、もしかしてなっちゃんからプロポーズでもされた?」

(どうしよう……このまま誤解されても困るし……)


私は二人の視線に耐えきれず、バッグからカタログを取り出してみんなの前で見せた。


主人公

「今度、ドレスを着てファッションショーに出演することになって……」


と、スタジオの奥に座ったままだった夏輝さんが私の顔をハッと見た。

私と夏輝さんは目があったけれど、夏輝さんは離れたところに座っている神堂さんと何か話をしているようだった。

秋羅

「○○ちゃんのドレス姿か。 キレイなんだろうなぁ。 

 夏輝? ちょっと見てみろって」


秋羅さんの声で夏輝さんがこっちを向く。

夏輝さんは神堂さんと目を合わせ、少しだけ何か話をしてから立ち上がった。


夏輝

「なんだよ……これからレコーディングだろ。 遊びに来てるんじゃないんだからな?」


そう言いながら、夏輝さんがこっちに向かってくる。


冬馬

「そんな余裕かましてる場合か? ○○ちゃん、これ着てファッションショーに出るんだぞ?

 ファン急増だろ」


冬馬さんは楽しそうな顔でカタログを夏輝さんに見せる。


夏輝

「ファッションショーで……着るんだ? コレ」


夏輝さんが私の目を見て聞いてきた。


主人公

「はい、さっき事務所で聞いたばっかりなんで、私もびっくりしてるんですけど」

夏輝

「へぇ……すごいね、モデルなんて」


そう言って夏輝さんは微笑んでくれたけれど、その表情が一瞬曇ったように見えた。


(え……夏輝さん……?)

冬馬

「なっちゃん、残念だったね~。 こんかいのウェディングドレスはお前のためじゃなくて、みんなのものだからな」

(冬馬さん、夏輝さんにそんなこと言わなくても……)


私はその言葉に思わず慌ててしまい、夏輝さんのほうをちらっと見た。


夏輝

「はいはい……仕事なんだし、しょうがないだろ」


夏輝さんはカタログには目を落とさないまま、冬馬さんたちを笑ってたしなめる。


夏輝

「あんまりしつこくするなよ、お前ら」


私のドレスの話題はそれで終わり、結局夏輝さんは何も言ってくれなかった。


(そうだよね……仕事できるんだもんね……)


私は夏輝さんの反応を期待していた自分が少し恥ずかしくなる。

ちょっと落ち込んだ顔をしていると、夏輝さんが私の頭にポンと手を置くのがわかった。


夏輝

「じゃあ、そろそろ始めても大丈夫かな」

主人公

「あ、はい」


夏輝さんが歩きだすと、秋羅さんと冬馬さんも準備に取り掛かる。

すると、私の横を通り過ぎようとする夏輝さんがいきなり足を止めて私の耳元で囁いた。


夏輝

「今日……俺のうち、来る?」

(え……?)


突然の誘いにドキッとしつつ、私は慌てて返事をした。


主人公

「は、はい」


夏輝さんは私の顔を見てくすっと笑う。


夏輝

「じゃあ、またあとで」


何事もなかったように夏輝さんは去ってしまう。


(……さっき、夏輝さんの表情が曇って見えてのは、気のせいだよね……?)


私は夏輝さんの背中を見つめながら、小さな不安を打ち消した。



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



ショーのレッスンの初日、私は夏輝さんの家から練習に向かうこととなった。

今日はオフだという夏輝さんがレッスンスタジオまで車で送ってくれる。


主人公

「ごめんなさい、せっかくの休みに日なのに」

夏輝

「ちょうど近所で用事があったから、ついでだし。 それより……」


赤信号で止まると、夏輝さんが私の顔を見て聞いてきた。


夏輝

「今日、海尋ちゃんの身体を採寸するデザイナーって……もしかして、男?」

主人公

「え? 違うよ、女の人ですよ?」

夏輝

「そっか……」


夏輝さんはちょっとホッとしたような顔をした。


(……夏輝さん、そんなこと気にしてたのかな……)

夏輝

「よかったら、帰りも迎えに来ようか?」

主人公

「え、いいんですか?」

夏輝

「昨日の夜、家に泊ってくれて……」


そこまで言うと、夏輝さんは言葉を切って微笑みかけてくる。


(……夏輝さん……?)

夏輝

「長い時間一緒に過ごしたからかな? 海尋ちゃんと離れている時間がすごく長く感じて……」

(……もしかして、私と離れたくないって思ってくれてる……?)


信号が青に変わり、夏輝さんがスピードを上げる。


夏輝

「終わる時間、遅くなりそうだったら連絡して? 俺、近くに来とくから」

主人公

「あ、はい」

(私も……夏輝さんと離れたくない……)


私の気持ちとは逆に車はレッスンスタジオのそばまで来てしまい、私は夏輝さんに手を振って車を降りた。




~ to be continued ~