【レポ】2人だけの桜デートwith京介*step9 《ダーリンは芸能人forGREEイベ》 | 二次元のカレに逃避中♪

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主に、SNSアプリの乙女ゲームについてのレポ、および携帯恋愛ゲーム《ダーリンは芸能人》(LoveDuetを除く)をベースとした妄想2次小説を書いてます。※PC推奨です
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今年4月に行われたイベント 【2人だけの桜デート桜】 のレポです。

書きかけの妄想小説の1シーンはまだ書き上げてないので、

つなぎに、レポを載せるすることにします。にひひ

思いっきりネタバレなので、ご注意ください。べーっだ!

選択肢は私が選択したものを掲載しています。

それにしても…いつ終わるんかな( ̄_ ̄ i) もう8月も下旬じゃん…。






【2人だけの桜デートwith京介 step9



さっきまでの嵐が嘘のような、眩しいくらいの青空と、視界に収まりきらないほどの満開の桜。

その桜の木の下に、手を繋いだ京介くんと私がいた。


主人公

「…夢…じゃ、ないんだよね…」

京介

「どう? 驚いた?」


私はコクンと、何度も首を縦に振る。


京介

「予想以上な反応」


京介くんは、満足そうにほほ笑んだ。


主人公

「…だって。 京介くん、Waveのみんながお花見の話で盛り上がってたって、無関心だったし…

 お花見なんて好きじゃないって言ってたから……」

京介

「うーん…」


京介くんは困った顔をして、髪をかきあげた。


京介

「好きじゃ…なかったよ?」

主人公

「え?」

京介

「○○ちゃんが、そんなに桜を好きだって知るまでは、ね」

(…ほんと…に?)


胸の鼓動がトクンとなった。


京介

「でも、やっぱり… あんなに楽しみにしてる姿を見ちゃうとさ…」

(…それって…)


京介くんの表情は、風になびく前髪でよく見えない。


京介

「…それで、あんなふうに落ち込まれたら、さ…」

主人公

「京介くん…」

京介

「どうしたって…喜ばせたくなるでしょ?」


その瞬間、風がざぁっと吹いた。

京介くんの髪がさらさらと揺れ、表情がはっきりと見てとれる。


(京介くん…)

京介

「…好きな子が、桜を好きって言ったら…… 俺も、好きになるよ?」

主人公

「え…」

(…今、好きな子って…)


桜の花びらが、二人の間にひらひらと舞い降りる。


主人公

「京介くん…」


京介くんは、私の肩に手をそっと乗せた。


主人公

「私…京介くんのコト…」


すると突然、京介くんの人差し指が、私の唇に当てられた。


京介

「だーめ」

(…え?)

京介

「俺に言わせて?」


途端にギュッと、抱きしめられた。

私の耳元に、京介くんの甘い息がかかる。


京介

「……○○」


ドクンドクン……

二人の心臓が大きな音を立てる。


京介

「好きだよ……」


と、その時、風がざざっと吹いた。

一面、真っ白な桜吹雪で視界が塞がれる。


主人公

「……っ!」


私は必死で、京介くんの背中にまわした腕にギュウッと力を込める。


京介

「…どうしたの?」

主人公

「…今朝の夢みたいに、いなくなっちゃいそうで…」

京介

「夢?」

主人公

「夢のなかで、桜吹雪が吹いたら、京介くんがいなくなって…」

京介

「俺が?」

主人公

「義人くんが言ってた… 好きな人と見れたら、こんなに桜は恋しくないって…

 一緒に見れちゃったから…いなくなっちゃったかと……」


京介くんは、身体を離して私の顔を覗き込んだ。


京介

「バカだな…俺は、いなくなったりしないよ?」

主人公

「…うん」

京介

「それより、さっきの続き」

主人公

「…続きって?」

京介

「言いかけたでしょ? ○○ちゃんの気持ち、俺、まだ聞いてないんだけど」

主人公

「あ……」


改めて聞かれると、私は恥ずかしくなってうつむいた。


京介

「○○ちゃんの言葉で聞きたい」


京介くんは、ジッと私の目を覗き込む。


主人公

「……好……き」

京介

「何? 聞こえなかった」

主人公

「もう…本当は聞こえたくせに…」

京介

「はい。 もう一度」

主人公

「…好き」

京介

「聞こえない」


私は大きな声で、叫んでみせた。


主人公

「京介くんのコトが、好き!」


京介くんは、嬉しそうに目を細める。そして…


京介

「俺も……」


息が苦しくなるほど、ギュッと私を抱きしめた。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


京介

「あー、お腹すいた」


京介くんと私は桜の木の下で、お弁当を広げて座っていた。


主人公

「お弁当、持ってきたんだね。 重そうな荷物、何かと思ったら」

京介

「そりゃ、そうでしょ? こんな美味そうなお弁当、食べないなんてもったいないよ」

(…京介くんの気持ちが…すごくうれしい)

主人公

「じゃ、食べよ?」

京介

「うん、はい。 あーん」

(…え?)


京介くんは、当たり前のように口を開けた。


京介

「ほら、食べさせて?」

主人公

「ええ?!」

(は、はずかしいな……)

「も、もう! ……1回だけだよ?」


私は箸で卵焼きをつまみ、京介くんの口に運ぶ。←文鳥のヒナを育ててたときのこと思い出したゎ( ´艸`)

京介くんはパクッと、食べた。


京介

「あ、うまっ。 ○○ちゃんから食べさせてもらう卵焼き


京介くんは、満足そうに微笑んだ。


(……恋人同士みたいで、嬉しいな) ←えっ、そういう設定じゃないの?とココで初めて知った私…

京介

「正直、桜祭りが中止になって良かったかも」

主人公

「え? なんで?」

京介

「だって、他のメンバーに○○ちゃんの手料理食べられるの、嫌だったし」

(…京介くん……ヤキモチ妬いてくれてるの?)

京介

「この卵焼きの甘さとか、俺だけが知っときたいじゃん」

(…いつも強引なのに…なんか、京介くんかわいい…)

京介

「さて、と。 全部、食べるよ?」 ええっ?!成人男性5人分だよ?

主人公

「え! 無理だよ! だってすごい量なのに」

京介

「何、言ってるの? せっかく○○ちゃんが作ったんだから。 これは全部、俺のもの」

            

そう言うと、左手におにぎりを持ちながら、右手の箸でおかずをパクパク食べ始めた。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


桜の木の下で見る夕日は美しかった。

思う存分、お花見が出来た私たちは、マンションの近くの並木道を歩く。


主人公

「京介くん、お腹、大丈夫? まさか本当に全部食べちゃうなんて……」←…京介、どんな胃袋してんだ…

京介

「うーん……ちょっとダメかも…」

主人公

「だから無理しないでって言ったのに…あんまりひどかったら、病院に行ったほうがいいよ?」

              ↑え?病院行って処置してくれるの?食べ過ぎって”ときぐすり”でしょ??


私は京介くんの顔を覗き込んで言う。


京介

「やだ」

主人公

「やだ、って…」

京介

「具合、悪くなったら…○○ちゃんが看病してくれるんでしょ?」


そう言って、京介くんは悪戯っぽく笑う。


主人公

「もう!冗談ばっかり!」

京介

「冗談じゃないよ?」

主人公

「え…?」

京介

「本当に具合が悪くなったら、責任とって俺のこと、看病するんだよ?」

主人公

「責任って……」

京介

「俺を、夢中にさせた責任」

(…そ、そんなこと、サラッと…)


私は真っ赤になって、早足で歩きだす。

と、いつの間にか昨日のスーパーの帰りの並木道にさしかかっていた。


(…あ、ここ昨日の…)

京介

「そういえばさ」


京介くんは、急に思い出したように笑った。


京介

「謎が解けた。 一磨の謎」

主人公

「え? 一磨さん?」

京介

「どじょうすくい。 あれってポン太の十八番で、披露してもらおうと思ったんだって」

主人公

「ポン太さんの?」

京介

「うん。 一磨から、メール届いてて、そんなこと書いてあった」

主人公

「そっか。そうだよね。 一磨さんとはイメージがちょっと違う… ←ちょっと、どころじゃないでしょーっ、絶対、だよっ

 ……京介くん、どうしたの?」


隣を見たら、京介くんが何やら道路にかがんでいる。


(何してるんだろう…?)


近づいてみると、京介くんの手には小さな折れた桜の枝が乗っていた。


京介

「昨日の強風で、折れちゃったんだな…」

主人公

「かわいそう…まだ、つぼみも付いているのに」

京介

「持って帰って、水に活けてあげよう」

(…京介くん…桜とか全然、興味なかったのに…なんか嬉しい)


すると、京介くんは桜の枝を私の髪にふわりと挿した。


主人公

「え?」

京介

「うん、似合う。 すっげー、可愛い」

(もう…京介くんったら…ドキドキさせっぱなしなんだから……)


私が恥ずかしくてうつむいていると、京介くんが上を見上げた。


京介

「見て?」

主人公

「え?」


釣られて私も、顔を上げる。

すると、昨日までは五分咲きだった桜の花が、満開になっていた。


主人公

「わぁ…! ここも満開なんだ……」

京介

「天気になって、一気に花開いたんだな……」


見惚れていると、京介くんがそっと手を繋いできた。


主人公

「きょ、京介くん? ダメだよ、誰かに見られちゃう……」


私は慌てて、周りを見廻した。


京介

「大丈夫。 もう日も暮れて、誰だかわかんないよ」


そう言うと、また桜に顔を向ける。


京介

「……キレイだね」

主人公

「うん……」


夕日に照られされた私たちのシルエットは、仲良くくっついて一人分になっていた。



~ to be continued ~



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