サッカーのEURO2016で初出場のウェールズとアイスランドが快進撃を続けている。グループリーグを首位で通過したウェールズは、レアルマドリードのベイルやアーセナルのラムジーなんかがいて、もしかしたらという思いはあった(それでもベスト4進出は予想外だが)が、人口30万人ほどの小国アイスランドがグループリーグを突破し、決勝トーナメントでイングランドを破ってベスト8進出というのは奇跡的な結果だった。
今年はプレミアリーグでもレスターが優勝したり、サッカーでもサプライズが多い印象がある。
政治の世界では、英国国民はEUからの離脱を選び、過激な主張を繰り返すトランプ氏が米国の大統領選で共和党指名入りを確実にした。
そして、経済では日銀の黒田総裁がやらないと言っていた付利引き下げ(マイナス金利)を導入したり去年までの政治経済のメインシナリオでは想定していなかったような事(いわゆるリスクシナリオ)が起こりつつあり、世界経済の不透明感が増している印象がある。
スポーツの傍観者サイドでは、サプライズは面白いものに思えるが、政治経済のサプライズは少なからずマーケットに関わる仕事をしている者からすれば精神的に辛いものがある。そんな中でも出来れば物価上昇率2%の達成とかベースアップ○%とか良い意味でのサプライズを期待したいが、現状の経済環境ではEUROの準々決勝でアイスランドがフランスに勝つよりも難しく思えてしまうのが悲しい限りだ。