見た。

前回通り。

イケメンの正義の味方のプロモーションビデオの印象。

オープニングから、いきなり大人数相手に得物抜いて大たちまわりって、もはや只の剣豪物語かっ!大たちまわりやりたかったら、もうありがちだけど、大奥突入とか、仕事人同士の抗争とか、解りやすい、かつ、大たちまわりの必然性のあるやつにすれば良いと思った。

別視点。

圧倒的悪人がいないという、ストーリーの凝り方が「晴らせぬ恨みを晴らす」の仕事人の本質を解りにくくしてるような気がする。

私の中では、「必殺仕事人」て、完全に男前を見せるためだけの番組に堕ちた印象。

金をとって、人を殺すのに、何でへらへら喋りながらやれる?

「必殺仕事人・第2話」で、中村主水が秀に語るシーンが思い出された。

「どうだ若えの、気分がスカッとしたかい?お前ぇが今までやってきたのは仕事じゃねえ、ただのガキの遊びよ。本当の殺しってのは、いつもこんなに苦ぇもんだ。わかったかい」

中村獅童の役。
金をとらず仕事するとか、信じられん。趣味で人殺すな!それとも只のエセ正義感かっ?

もうね、「殺人」という行為の扱いが軽すぎる。

この点を外しまくってる時点で、せっかくかっこつけてる役者連中が、只の三流以下の道化に見える。

そっち方面でやるならやるで「必殺」は得意なはず。超能力とか、エリマキトカゲとか、UFOとかを江戸に突っ込んできた「必殺」。それを突き詰めれば良いのに。

一流タレント陣、必殺のフォーマット、両方が立たない消化不良。「必殺仕事人コピードラマ」。

製作陣、もうちょい頑張って頂きたい。

誠に勝手ですが、いち必殺仕事人ファンの切なる願いです。

もっかい言う。

中途半端な正義感で、軽く人を殺しすぎ、安い殺し屋にしか見えん。