にゃんのこうむった、SLAPP(社会的強者からの恫喝・いやがらせ)裁判。

このごろ世間を騒がす、国家の一大事のニュースのいろいろを聞くたび、デジャヴ。

 

この困った学会内部紛争の小事(っていってもにゃんは、絶対ににゃんを訴えた人たちやその人たちに少しでも加担した人たちを....(以下略))と、どの事件が、どう

そっくりなのかって?。

 

そんたく、ですよ。そんたく。

大阪地裁、金地香枝裁判長は、安倍内閣を強力にバックアップする側にそんたく。

つまり、

日本精神科病院協会(安倍晋三個人の支援団体晋精会まで持っている)が従える

心理現業者の職能団体「全心協」幹部が日本臨床心理学会という学会名を名乗って、

精神医療被害連絡会代表他にゃんらも含む5名の会員を1000万円払えと訴えた。

その訴えた側(SLAPP恫喝原告)の言い分を全て認め、全面勝訴させたのだ。

 

その原告が認められた言い分、つまり提訴理由ってのは、

この5名の個人の同学会の会員が、

学会名称の「日本臨床心理学会」を名乗って活動をしたから、...だって。

もちろん!その活動ってのが、法に触れるものでは一切ありゃあせん。

 

はあ??と、訴えられた当初は、にゃんらはほんとうにびっくりした。

訴えるとしたら、にゃんたち側だと、弁護士に相談していたところだったし。

 

だが、裁判が進むにつれ、だんだんと読めてきた....のは、

この、「日精協」という日本の私立病院の連合体へと流れ込む、

にゃんらが訴えられた年に成立した日本初の心理専門職国家資格で動く莫大な金、

とんでもなく、巨大な利権の構造だった。

 

つまり、ニッポンの国策、精神医療保健福祉の実務の根幹を一手に請負う、

精神科病院の経営者連にとって、この公認心理師国家資格化は、莫大な儲けを産む、

超弩級、メガトン級の、ビジネスチャンスなのだ。

 

政治は金で動く、金は政治で動く。

 

「安倍政権でなかったら、公認心理師法は成立しなかった。」って囁き。

 

つまり、そういうわけなのだ。

 

SLAPP原告さんが弁論準備書面で書き連ねてきた、無いこと無いことが、

第三者機関からの調査嘱託回答でうそっぱちだとあばかれても、この「利権」が、

噴飯ものの言い訳け反論の詭弁を「人権派」中北龍太郎弁護士に書かせたんだ。

 

にゃんらが要請した第二の調査嘱託を、金地裁判長が、

「意味がない」と個人的感想のみで却下決定理由詳細説明も無く結審したときの、

中北龍太郎(全心協)原告代理人の、「至極妥当なご判断」って上ずったセリフも。

 

その、「至極妥当なご判断」とは、

「安倍絶対政権様には逆らわない」ことの、絶対的妥当さなのだ。

 

なにが、民進党員の人権派、な〜んだか。

結局は、「体制」と一つ穴の......、だったんだにゃ。

 

前にも書いたけど、民事裁判っていうのは、

それが、国政(国家の最高権力者の意向)にからむ場合は、

裁判官は必ず、国家行政府の意向に添った判決を出す。

 

それが、いちばんの最初から、訴訟指揮の方針として、

あらかじめ決まっている。

.......ってのが、ごく普通のことなんだそうな。

 

裁判官が書類を読まないってのは、けっこうよく知られているが、

その理由の一つは、たんに忙しいってだけじゃないだろにゃ。

 

読めば、判事も人の子、

人情で方針がゆらいじゃう可能性だってあるからかもね。

精神衛生やばくなるのが怖いから、無知こそが、セルフケアなんだろうにゃあ。

わざと、見ざる、聞かざるっていうのがね。

 

誰でも、我が身大事。

検事とちがって判事は天下り先には恵まれてないらしいしね。

でも、裁判官のお給料って、どこから出てるんだっけ。

 

それにしても、

原告が出して来たのは、事実歪曲と印象操作の意図にまみれた、

あまりにもひどい弁論準備書面や、証拠文書だった。

それこそ、事実の書き換え(「改ざん」と言ってもよいよね)が、満載だった。

 

え?、「公文書」ではないから、そう大した問題じゃないって?

まあ、民事の訴状や弁論準備書面には、嘘や事実歪曲が満載なのは、

当たり前にあることだからって。

 

奇麗な言葉(巧言)でなら、「見解の相違」っても言えるよね。

 

でもね。公文書ではなくっても、

『臨床心理学研究』という前身の雑誌から数えると60年の歴史が有る

学術雑誌を、自分たちの提訴のための証拠物として、事後的に偏向編集して、

刊行した。もちろん、学会の資金を使って。

これって、ふつう、こういうよ。

 

私物化」ってね。

 

会員全員から集めた学会収入資産を、全心協に乗っ取られた学会執行部は、

にゃんたち訴えられた者とにゃんたちに味方してくれた会員には一切無断で、

勝手に派手に使いまくった。だって、自腹を切った金じゃないもん。

 

学会費というのは、税金と同じ。

払った人の利益のために使われる目的で吸い上げる、血税だろが!!

 

だいたい、提訴そのものの費用全て、会員に無断で勝手に学会の金を使った。

中北弁護士受任費用の他、相談旅費、通信費、文具等々細かな記録がある。

裁判所に、自分たちが学会資産内容を示す証拠として提出した帳票には、

弁護士費用と別に「裁判経費」が学会資産から惜しみなく拠出された事実が明記。

当年度の総会議案書決算案にも、それらの総額が計上されていた。

 

それなのに、裁判が終わったとたん、会員への広報紙に、

「弁護士費用以外は、有志が負担してました〜、だから、カンパしてください〜。」

なんて大嘘の理由で、会員に寄付金供与をおねだり。

 

その時点ですでに、SLAPP原告らは、にゃんたちから250万円をせしめてた。

つまり、かれらが仕掛けた裁判費用総額の倍近くを、原告は手にしていた。

 

ここで3つほど、このおねだり告知の目的と理由と願望とかについて、

仮説が立てられる。

1)会員に無断の暴走SLAPP提訴を、後付けで「会員が支持した」と正当化

2)精神医療被害者代表を訴えた事実を、単なる個人間の問題にしておきたい。

3)学会会計報告には計上できない、裏で動いた金がかなりある。

 

「こんな嘘でお金集めをするのって、犯罪になりませんか?」とにゃんは、

地元け〜さつ署に、カンパ呼びかけの載っている広報紙を見せに行ったよ。

そう、きゃーさつが怖くてねこをやってられるか(ニャロメ大先輩のお言葉)っての。

 

だけど、わかったのは、この文面には、法的にズルがしこい仕掛け(ガード)が、

しっかり張りめぐらされていたってこと。

 

どうも、法律に詳しい古狸せんせいに用心棒になってもらってるようだ。

 

一課の刑事曰く、「カンパに応じても、応じた人の責任。」

なぜなら、予算案を既に広報していて、それを知っているはずの立場でありながら、

お金を出すんだからってこと。

 

それにしても、

にゃんらを誹謗し侮辱して馬鹿にする事実歪曲記述を連綿と、

恥も外聞も無く書き倒し、

学会資産を湯水のように使い倒して、

録音を自分勝手に編集し、記述の所々に小細工した、不正な事実誤認誘導記事を

書き連ねた「学会誌」は、国立国会図書館に献本された。

 

そう、国家資格利権に魂を売り、全心協幹部に指揮権を委ねた旦那様お嬢様。

あなた方は、公の歴史文献史料として、

あなた方「正義」を自称する使徒が、

自らお手盛りで創作した、「正義は勝ツ!」と大いばりの

造反者殲滅ストーリーを、公文書舘代わりの国立国会図書館に、

永久的に保存させたのだ。この日本国が続く限り。

 

にゃんが、SLAPP原告たちに怒っているのは、たったこれだけではないが、

このことは、特にものすご〜く、ねこの怨念が燃えたぎっていることだきゃ。

 

国政の大事と、この困った学会の小事とは、フラクタル構造。

 

いま、右傾化全体主義化はなはだしい、このニッポン社会の片隅ところどころで、

このフラクタル構造が露呈していると思う。

 

※フラクタルって、図形で示せば分りやすい。

正三角形が並んで積み重なるといくつもの拡大された正三角形が、見える。

これは、古くからあるウロコ文様だ。

 

このさいきんのデジャヴは、忖度に、文書改ざんだった。

 

行政府の脳内ゾンビ(かゴーレム)の長が、立法も差配し、官僚を恐れさせ、

司法にも忖度させる、というメガ正三角形に確実に連なっている。

 

そして、まだまだ、次から次に、生じるデジャヴ。

 

前川前文科省次官を招聘した第三者の名古屋市立の一中学校長への、

国家組織権力の名称を名乗ってのいやがらせ恫喝圧力。

 

ここに生じたデジャヴが、....ああ、去年の5月ごろ、あったこと。

 

にゃんたちが京都で、裁判で苦しみながら、がんばって開催した大会。

(途中で一審判決が出て、大会名称まで変えなくてはならなかった....)

そのメインイベントの一般公開シンポジウムの基調講演をお願いしていた

高木俊介さんに、日本臨床心理学会会長を名乗る亀口公一さん、直々に電凸で圧力。

 

忙しいひとにとって、電話って、まさに極悪の暴力だと思う。

なぜ、それが配慮(忖度)できないのかなあ...。

 

これじゃあ、今回の前川講演問合せの文科省担当のほうが、メールを使うだけ、

遥かにず〜と、紳士的かも。

 

自分の言った文面・言葉がメールじゃ、のこっちゃう。

今回のように相手側から公開されちゃう。

だって、文科省を名乗っているのだから、そんじょそこらの信書じゃないもん。

 

一方の日臨心会長さん、賢い、アポ無し突撃ダイレクトコール。

だいたいね、これ、後で文字の証拠が残らないため保身の術。

恒例の「組織防衛」戦略。考えずに、思わずやったことじゃない。

 

ただね、勝てば官軍の勢いで、第三者に対して、こんな失礼をして平気ってか、

自分が正しいなら何してもいいみたいに思い込んでない?

あまりにも身に余る勝利に、我を忘れてない?

 

たんに、自分たちの後ろに、安倍政権や世界製薬資本、日精協が控えているから、

金地原審裁判長、その後で稲葉控訴審裁判長が味方してくれただけなのに。

 

でも結局、高木さんの男気に、この「日臨心会長」の圧力は、まったく逆効果。

高木さんは、「いつもは自分の講演の宣伝はしないが、あまり腹がたったから」と、

ご自分のFacebook頁に、ことの顛末(の一部)を付けて、

にゃんたちの大会のHPを貼付けてくださった。

 

ああ、フラクタル、フラクタル。

ウロコ、ミツウロコ、ココノツウロコ、ニジュウナナツウロコ........∞

まだまだ、これからもデジャヴ・フラクタルは続きそう。