H29.6.16-17,RinShin in Kyoto、明日から2日間、京都(修学院)にて始まります。

 

テーマは、《公認心理師に未来はあるか?Ⅱ 〜いま“臨床”の意味を問い直す〜」》

https://taikai2017.jimdo.com

 

 

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いまから14年前、京都文教大学で開催された、第39回日本臨床心理学会大会前の案内号に、越智浩二郎大会委員長は、次のように記しています。

 

京都で大会が開かれるということには、ある種の感慨があります。1964年に日本で最初に設立された臨床心理学領域の学会である本学会の第1回大会が京都(京都女子大学)でした。第20回の京都大学での大会ではそれまで学会でいささかタブー視され気味だった「事例検討」についての検討がはじめられています。そして、第26回京都会館での大会は資格問題を皮切りに学会内に深刻な対立をもたらし、翌年の横浜分裂大会への出発点になってしまいました。

このように京都での大会は「何かのことの始まり」、出発点となっているという印象を持っています。

それが京都という土地と何らかの関係があるのかどうか私にはわかりませんが、今回の宇治大会もまた何かの「始まり」をもたらしてくれるでしょうか。

     (『臨床心理学研究第41巻第2号』2003年9月3日 [太字強調は拙者])

 

とは言うものの、この時の大会では、何か大きなことが始まったという印象は個人的にはありませんでした。ただ、この大会はにゃんには映像記憶でしっかり残っている思い出深い大会でした。それまで日本心理臨床学会の大会しか行ったことのなかったにゃんが、友人に誘われてこわごわ参加したのです。が、心臨内での噂とは違って、けっこうアットホームでとぼけた学会やん、という印象でした。.....いや....それがどっこいというのが、そもそもこのブログを立ち上げた訳でもありますが......あ、そうか、これって、にゃん個人レベルでは「始まり」そのものなんだ......いや今回は、明日からのお知らせをしなくちゃ。で、話しを戻しますと、

 

さて、この京都文教大会の後、干支を一回り....つまり12年を経た平成27(2015)年の9月4日、京都大学での年次大会の総会で、やはり大きな出来事が起こりました。

そして、明日、京都の修学院の地でRinShin in Kyoto 学際研修セミナー/学術大会が始まります。

 

この開催までには、ほんとうにいろいろなことがありました。そして、いまこのときも、にゃんたち「対人支援の責務者」にとってその職務の根幹が問われる出来事にまきこまれています。ですが、その問題を避けることなく、正対するというよりは、それらをむしろ包み込んでいくことが叶えばと願っています。

 

学会の年次大会は、そもそもは「お祭り(にゃんの故指導教官のコトバ)」です。

今回はとくに臨床心理学・心理臨床に限定することなく、医療・教育・福祉そしてこれらの中にとどまらず、領域の垣根を超えて活躍する人たちが集います。

それに、興味をお持ち頂けたら、どなたでもビジターでご参加いただけます。

 

梅雨の最中なので心配しましたが、お天気ももちそうでほっとしています。

この木と水と岩座の地で、また何か新たな「始まり」が生れる予感がします。

たくさんのみなさまにお越しいただきたいと願っています。