米Microsoftは、2006年3月より純正ソフトウェアの使用を
促して、海賊行為の撲滅を目指す
「Genuine Software Initiative」(以下GSI)プロジェクトを
展開している。
GSIの一環として、同社は新たに、使用中のソフトウェアが
正規品でなければ、デスクトップに警告メッセージを
表示する正規Windowsのチェックシステム
「Windows Genuine Advantage」(以下WGA)の新機能と、
提供の拡大を発表した。すでに同社は、WGAの運用を
2005年7月からスタートしており、これまでに
1億5,000万台を超えるPCで使用されているという。
WGAの従来機能では、Windows Updateや
ダウンロードセンターの利用時にチェックが行われて、
正規品でないことが判明すると、アップデートや
ダウンロードは続行できず、偽造ソフトウェア購入報告書
などが表示された。
この機能がさらに強化され、海賊版のWindows XPが
インストールされたPCのデスクトップに
「このWindowsソフトウェアは偽造されており、正規品では
ありません」といった警告メッセージを表示できるように
なったという