さて、「空の珍事件・後編」です。



前編はこちらを ✈✈✈前編☆



ということで、機内でケンカ別れしてしまったカップル.......


双方から個別に事情を聞いてみたものの、耳を疑うようなお話でして……ねーほっこり真顔



それぞれの印象は……

女性側女の子:「とにかく即刻この男性から離れたい…何とかして❗」と、やや情緒不安定気味

男性側男の子:   常識的な態度と発言をするも、本心は謎に満ちている……



とにもかくにも、先ずは二人の座席を離すことが最優先❗


離れた座席で、干渉し合わず冷静に、個人的な問題は、到着後に解決して頂きましょう❗


でも、そんな時に限ってエコノミークラスが満席ガーン……(⏪これ、フライトあるある❕)


ビジネスクラスなら数席空いている……
 

「出来ればビジネスクラスの座席は使いたくないけれど致し方無い……では、男女どちらをビジネスクラスに案内するべきか?」



さて、あなたなら、どちらを選びますか?


1. 助けを求める、やや情緒不安定な女性女の子


2.落ち着いて対応するが、ストーカーと呼ばれている男性男の子



迷った時は、一番頼もしい私の味方、同僚の意見を聞いてみるのが一番❕
 
そう! クルーの仕事はチームプレー!!
 
「誰の手柄とか、誰がミスした。。。」という世界ではありません。
 
チームでフォローし合い、安全に快適にお客様を目的地にお連れするのが任務。
 
 
それぞれが自分の持ち場でベストを尽くしてゴールに繋げるサッカーチームのようなもの!サッカーランニングサッカーランニングサッカーランニングサッカー
 

直接対応せずとも、状況を観察しているクルーは私の第三、第四の目目なんですね!



すると、数人のクルー曰く……えーえーえー

「男性は、どこか、あやしげな感じがする……ここは、女性をビジネスクラスにお連れしてはどか…」と。



そこでキャビンを見渡してみると、た、確かに……ガーン
 

私の目に映ったのは、キャビンを仕切る壁の向こう側から「ジーッ」と見つめる男性のこんな姿……



ストーカー……な、 なるほどね……滝汗
 
そんな訳で、女性のお客様ををビジネスクラスにご案内する事で満場一致。


でも、その前に、私達には未だ忘れてはならない大事なチームメイト達が❗


そう、パイロット❕


フライトの最高責任者はその便の機長。


パイロット達は操縦室にて常時計器を確認し飛行機の安全を確かめています。
 

しかし、実際に五感を使ってキャビンを見たり、音を聞いたり、匂いを感じたり、お客様とお話したりすることは出来ないのです。
 
キャビンクルーが彼らの目であり、耳や鼻となるべきなんですね。

ですから、たとえ小さな事でもコミュニケーションを取り、耳に入れておくと、万が一事態が悪化した際に話が早い。

更には、クルー間のコミュニケーションが良いと、その他の事も実にスムーズに進む❗
 

コミュニケーション、はまさにフライトの円滑油なのであります。


この便でも、早速、操縦室で一連の出来事を伝えると、聞いたこともない話に、さすがのベテランパイロットも唖然……目が点…… ポーンポーン

今でも、あの時の彼らの表情が目に浮かびます。笑。。。
 

機長の賛同も得た後、女性のお客様をビジネスクラスにご案内し、先ずは安心して頂けるようなだめ、機内では男性客との接触を断ち事態の悪化を避けるようお願いをしたのでありました。



そして男性客には、このように伝えました……

「それぞれのお話をお伺いし、お二人は距離をおかれ冷静になる時間をお持ちになるのが得策と考えました。女性は別のお席に移動されましたので、到着して飛行機を降りるまで接触をお避け下さい。私達もベストを尽くしてあなた方に対応しています。他のお客様の快適なフライトの為に、私達にも、あなたの協力が必要です。これは機長からのお願いでもあります」と。


両者とも、納得して下さり、事態が悪化することもなく、無事、目的地に到着できたのでした。
 
 
めでたし、めでたし。。。。。。。


到着後、女性のお客様は。。。。。
 
女の子「彼に捕まる前に、何とか母国へのフライトに乗り継げるかしら……」
 
と慌てて飛行機を降りて行かれましたとさ……ランニングランニングランニング


一度、陸を離れたら、機内ではクルーも乗客も同じボートに乗った運命共同体。
 

機内では、お客様もクルーの目であり、耳でも鼻でもあるのです❕


何か気になること、気付かれたこと等々、躊躇なさらず、クルーに伝えてみて下さいね❕



「空の珍事件」お楽しみ頂けましたでしょうか❔




どうぞ素敵な空の旅を✈✈✈