久しぶりに、こちらのブログを見ました。。。

このブログを閉じようと思いながら
迷い
なかなかダラダラとしてしまい、

コメントを頂いていたのに気づかなかったり、
消してしまった日記もありました。

至らず申し訳ないです。

今、私は少しずつ映像の勉強をしており、
映画、映像にまつわること、
コメディや演技、音楽、制作なども含めて学びながら、
少しずつ作品化されております。

SFに関しては、
新しい情報が入ったので、
視野が広がり、
作品を変更、見直したりしていました。

それらを取り入れながら、
少しずつあらゆる形で実現していきたいと思っています。

出演、創作いろいろな形で。

表現したいことがたくさんあります。


未来船7号については、
仲間たちと、ショートムービー連載化していけたらいいなと考え中です。
ひらめき電球ひらめき電球


「君の名は…」


よかったですね

あの美しい景色や色彩が好きです。

内容も・・・
ただいま

仮印刷しながら
第一部。
推敲、編集中。

次は、第三部からはじめたい気持ちもあるのですが。 

他のストーリーも
手がけながら、

未来船

、。

試行錯誤ですね。



映画アベンチャーズを観ましたが


爽快でした。




ヒーローたちが集まり、世界平和のために戦う夢のようなお話。




アイアンマンが断トツで目立っていたけれど、




ハルクも最高でした。




この未来船の小説にもでてくる、




スペースハンターに似た怪物が時空のトンネルから出てくる


シーンがありましたので




気になりました。




映画では、甲冑を着ていましたが、




考え方が少し違うのかもしれません。





「カラヤンと一部の住民たちがいないわ!」
キティが叫んだ。
アランがギョッとした。
カラヤンを除いて未来船メンバーは揃っていた。

アランの耳にキーンという音が刺さるように聞こえた。
アランが聞こえた方を振り向くと、
地球の裏手にある空間が一瞬ゆがんだ。
「あ!」

黒い宇宙船が突如現れたのだ。
「未来船!あの衛星は何だ?」
「月デス。」
「あの月という衛星に謎の黒い宇宙船がワープしたぞ!」

メンバーがモニター画面に駆け付けた。
「何あの色、気味が悪いわ」
ナミが答えた。
赤い斑点のように明かりがもれている黒い宇宙船。

アランはぞっとした。予知夢にそっくりだ。
突如、未来船モニター画面に
黒い宇宙船の中に捕えられているカラヤンたちの姿が映った。
「アラン・・助けてくれ・・」
「カラヤン!」

アランが叫んだ。
「カラヤンを助けなければ!
未来船!あの宇宙船を追え!」

「アラン!危険だ!」
ワトソンが止めたが、
アランは聞き入れなかった。

小ワープして月のダークサイドへ行くと、
あっという間に無数の黒い船に囲まれた。
黒い船は、ビュンビュンと月の周りを走っている。

「やっぱり罠だったか・・」
バリッキ船長が愕然とした。
「道理でおかしいと思ったんだ」
ジョーがつぶやいた。

キーンという金属音が鳴りつづけると、
メンバーたちはめまいをおこした。
未来船内にレプタリアンの精神映像がぞくぞくと転送されてきた。
彼らの恐ろしい姿に、女性陣は耐えられなくなり、
キティは失神した。

アランはメンバーにテレパシーを送った。
「幻想に惑わされるな!!気をしっかり持て」

しかし、アランが一番恐れていた映像がはじまった。
(なんていうことだ。未来は変えられないのか。)

予知夢で見た、アンドロイドとレプタリアンの会話。
そしてベティが突き出される。

(うう、負けるな!!)
アランは鋼のような気持ちに戻った。

そして、小さく小さくなった石のように精神統一すると、
やがて、やかましい金属音のような騒音が鳴りやみ、
身体中から、無数の矢のような強力なエネルギー銃が飛び放った。

ギャア!!!

邪悪なるものの悲鳴が聞こえたかと思うと、
まぶしい真っ白な光が辺り一面に広がった。

メンバーたちが、意識を取り戻すと、
目の前に広がる、圧倒的な光かがやく世界に驚いた。

地球の周りに、
何千億という数の大型船が、整然とならんでいる。
いやらしい黒い船は、光に照らされた影のように、散り散りに消えていった。

アランが茫然としていると、
クラウドの精神映像が送られてきた。
「アラン、よくやったな。」

「クラウドさん。本当に助けに来てくれたのですね!」
「そうだ。これのおかげだ。」
というとクラウドは、金の杖を見せた。

「その杖は?」
「君が私に送った念波だよ。それがこの金の杖になった。
たいしたものだ。」

クラウドはアランに金の杖を渡した。
「何かあったときにこれを使いなさい。
これは君のアンテナになるだろう。」

アランは消えていくクラウドの顔を見つめた。
クラウドはアランにメッセージを送った。
(少しはメカニズムが分かったかな?)
クラウドの微笑の残像が、霧のように爽やかに、
アランの心に広がった。

(クラウドさんありがとう!必ず使命を果たすよ!)


~第一部 未来へ漕ぎいでよ 完~

凪いだ海原のような美しい宇宙空間があった。

まるで生き物のように大宇宙が呼吸をすると

星くずができ星雲ができる。



宇宙のあちこちでおきている戦争からくる

さざ波は太陽系の中心にまで届いていた。

中心にある地球は涙目のように潤んで

憂わしく輝いていた。



地球意識は、

過去からやってきた勇敢な戦士たちを迎え入れた。

一瞬、光かがやく杖のような光線が稲妻のように走ると、

時空間に穴ができて、

突如宇宙船が現れた。



アランが意識を取り戻すと、

そこには美しい青い星があった。


「あれは?」

アランがつぶやくと未来船7号は答えた。


「地球デス。」

「あれが?夢にみた地球?そして想像通りだ」


アランはワープ前に浮かんだイメージを思い出した。

「アラン・・」

ベティの声がした。


「ベティ!!無事だったか。よかった。」

二人は抱き合うと、

バリッキ船長たちとも抱き合った。


「みんな無事か?」

真空の世界の中で2つの光線が飛びはなった。

ワームホールの中を稲妻のような光線が通過する。


アランの出した槍のようなまっすぐな思いのエネルギーと一体となった

未来船7号は、

見えてくる白い出口に向かって突き進んだ。


もう一つの光線も追随した。

アンドロイドの発信機から送られる電気エネルギーだ。


アンドロイドの光線は

出口向こう側の受信機を探り当てるように

機械的に飛んだ。


そして未来船のつくったワームホールの中で、

アンドロイドの光線はスピンアウトし、

分派した別の出口へと突き進んだ。

アランの体はビリビリと、ランプの光がチカチカするように電気が走り

振動した。雷のようなプラズマが

アランの身体の小宇宙の中でおこりはじめた。


アランの瞳には一面の美しい青い宇宙がみえたが、

アランのからだも宇宙の青い海にとけこんでいった。

アランのからだはクラゲのように

半透明になっていった。


アランのまぶたには

一人ひとりの未来船メンバーの顔が浮かんだ。


クールノーから

一緒に旅をしてきた長いドラマを思い出しながら・・。

敵も味方も・・。

柔らかい心になったとき、

アランには鉛のような突っかかりを感じた。


正反対の抗力を感じる。

ますますそれは強くなった。

「うぉ!」

アランは体がひきさかれそうになった。


突如、アランの胸の中につきささるエネルギーを感じた。

(君のその弱さがひきつけるのだ)

アランはどこからか聞こえてくる声にはっとした。


(正しきものは強くあらなければいけない)


(君たちの慈悲につけこんで悪だくみをするものがいるのだ)


(君たちの柔な愛が、悪を助長する)


(愛と正義を貫くためには鋼のような心にならなければいけない)


鋼のように・・

アランは繰り返して思った。

そうだ。仲間を護るためには、

鋼のような心にならなければいけない。


見失っていた。陰で尽くしてくれた仲間。

これ以上失いたくない。

敵も神の子だが、悪の行為は許さない。


アランは静かに精神統一をして

小さな小さな宝石のように固く一点を思った。


「絶対に悪は許さない!」


アランの鋭敏な念のエネルギーは

はるか宇宙までやりのように飛びはなった。


その瞬間、未来船7号は吸い込まれるように宇宙の1点の中に消えた。

そしてその5秒後に大爆発がおきて

カルメンのいた星は死滅した。

ワープで白んでいくとき
アランは思った。
この星が死んでブラックホール化していくのに、
吸い込まれていくのは、
下のアンドロイドたちも
嫌なはずだ。

我々人間たちと同じはずだ。
きっと星の近くの宇宙空間までは
一緒にワープできるだろう。

しかし、それから先は、
この宇宙船内は分裂する。
我々人間たちは、レプタリアンたちから身をかくして、
旅に出たい。
しかし、下のアンドロイドたちは、
元々の自分たちの支配者、
悪質のレプタリアンを呼びつけるだろう。
そして、我々人間たちを
悪質のレプタリアンたちに差し出そうと
するだろう。

アンドロイドたちの生き方は
寄らば大樹の陰だ。
アンドロイドは、レプタリアンたちに、
「弱肉強食」で生き抜くセンサーを
植え付けられている。

アンドロイドたちは、
星の地下でカルメンに捕獲された時は、
カルメンに忠誠を尽くすふりを
しながら、強かに未来船を加工し、
脱出作戦を企てていた。

しかし私が作った未来船には、
単に、
弱肉強食センサーだけではない、
愛のセンサー、
美のセンサー、
勇気のセンサー、
秩序、正義、徳のセンサーをも、組みこんでいる。

未来船がわたしの指示を守り、
人間の乗組員たちが
出す念波が強ければ、
アンドロイドたちは、
エネルギー的にワープできないだろう。

ワープするときは、
3次元的物質波動が、
いったん、
4次元以降のエネルギーに変換される。

そのときに、エネルギーの移動方向性が違えば、
念波の弱いものが、
スピンアウトして死にたえる。

かつて仲間を失った時のように。
アンドロイドが親玉を呼びつけ、
アンドロイドの
弱肉強食センサー念波に加担するような

ことがおきたら、我々の念波は負けるかもしれないない。

ただ、最後の最後まで戦うつもりだ。
星連パトロールが来るかどうか
あてにできない。
自助努力できるところは、
自分たちで守り戦う!

アランは心が青く静かに燃え上がるのを感じた。
それは、血筋と言ってもいい。
生まれながらの、
戦士であり、開拓者であるのだ。

アランは自分が誘われる、
運命、運命の潮流にあえて抗わなかった。
押し寄せてくる波に、
うまく乗って、はるか、
太陽系の中心、地球まで渡りぬこうとしていた。
ランビエールが、あこがれた地球。

そこに何があるのか。
どんな秘密があるのか。
知る由もない。
しかし、アランの血は、
磁石のように
太陽系の潮流に引かれていった。