右目の傷の回復が長引くと、視力が失われるのではないかという心配もありました。
あんなは、1年半ほど前から耳が聴こえなくなりました。
耳が聴こえないことで、あんなには精神的なことも含めて不自由なことがとても増えていました。
この上片目だとしても更に目まで見えなくなったらと考えると、やりきれない想いだったのです。
なんとか治って欲しいと祈るような想いで回復力の助けとなるレイキヒーリングを行う日々でもありました。
目を保護するためのエリザベスカラーをつけても、100パーセント守ることができず・・・
首が曲がったままという後遺症もあり、ふらつきもあるので、良くなってくると動きが活発になってまた傷つけてしまう、という悪循環でもありました。
その後、1月ほど経過する中で徐々に眼振(眼球の揺れ)が収まってきて、ようやくステロイドの薬を減らすことができるようになりました。
随分ほっとしたのを覚えています。
それと平行して、あんな自身の血液を採って血清点眼薬を作り、治療をすることにもなりました。
この血清点眼薬は、とてもありがたいものでした。
何より、あんな自身の貴重な血液から作ったお薬ですから副作用が無くて傷の治りを助けてくれるのです。
驚きと共に医学の発達に本当に感謝した瞬間でもありました。
科学的な薬の恩恵と副作用の兼ね合いの難しさを目の当たりにしながら、さまざまなことを知り、考える機会にもなりました。
こうした看病の毎日を通して、人や動物などが本来持っている治癒力を助けるレイキヒーリングについても、日々考え、学び、深める機会を頂くことにもなったと思います。
いずれにしても、あんなの全身状態には波がありました。
それは、現在に至るまで続くことになったのでした。
《続く》
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