~~~~~~感の室~≫
『ねぇアニマ…船長の話…長かったね…』
そういうことを言うな。
『難しい言葉ばかりで意味不明だし。“諸君”とか“~したまえ”とか…言わないよね…』
だから、そういうことを言うなって。
『…ところで、出発したみたいだけど、どこに行くの?帰りはいつ?…週末に合コンが…ま、夢だからアレだけどさ。』
合コンって…チミ…いや、お前…
『アニマも行く?』
そんなもん行くかっ!…で、ゴウコンって何だ?
『かわいい女子とお酒を飲むんだよ。』
お前!…いや…チミ…
『あ、でもアニマは実体が無いからアレだね。小さいし。』
まて!…その…俺くらいのレベルならば…
『なに?』
いや、だから…俺くらいのレベルならば…体長伸縮の術とか、実体化の術とか、どうとでも方法が…
『アニマ、この“感の室”で、そういうヨコシマな感じは良くないんじゃないの?』
ぬうっ!!…もういい…この件は保留だ…
『保留にするのかよ…』
