免許とりたての1年間、親父のカローラ1100を乗りまわした。

農家跡継ぎの長男は新車を買ってもらえることがジョーシキで恵まれてる時代。
私も例外なく道楽息子であった。
さて車種、何にするかな?
それまでのトヨタ車はフワフワのサスペンションにブラブラのステアリングと酷評されていたので、車好きの私としては「技術の日産」4輪独立懸架路線に行きたかった・・・が?

 

イメージ 1

 目をつけたのはこれ。
TA12カリーナ2ドアセダン、エンジンはDOHCの2T-G
リアスタイルは賛否両論、しかし私は好きだった。

180度方向転換の理由は、
トヨタの方が親近感があったのと、愛読していた「モーターファン」誌の記事で、「今度のトヨタ車は違う」とセリカとカリーナの足回りを絶賛していたこと。
リジットながら、4リンク、ラテラルロッド、リアサスペンションが、何故か新鮮だったなぁ。

若者といえばセリカの時代、それもフルチョイスシステムとかで外観はGTだが、でっかい前ヒンジのボンネットを開けるとただのT型エンジンというガッカリ車が横行していた。
「俺は違うぞ」って言いたかったんだな。

ほぼ車種は決まった。・・・・・ところが!

 

 

イメージ 2

 最悪?のタイミングでハードトップ↑出現!
ショールームで実物を見てさらにグラッときた。
今考えても若かったんだなぁと思う。

セダンより高価、なかば決まっていたセダンGTの予算範囲内ではハードトップST(2T-Bツインキャプ)しか買えない!
しかし、たいして悩みもせずハードトップSTにしてしまった。

 

 

 

 

イメージ 3

 足回りからエンジンから、かなりイジった。
今じゃ常識のドアミラーでも何度か検挙された。
今ほどパーツが無いので、コイルスプリングを切ったり加工したりストラットのオイル変えたり。
寒冷地仕様エアクリーナーを細工したせいで吹雪で突然止まり遭難しかけたり、トランクリッドが平行四辺形になるほどぶっつけたり、横転して屋根がへこみリアガラスが割れた事もあったなぁ!
そのたび、板金屋さんはスゴイと思った。
そうそう!車検検査員に怒られたこともある。

 

 

 

 

イメージ 4

このジムニーもフルオープンで遊んだ・・・懐かしい!

 

 

 

イメージ 5

お母ちゃんと北海道一周もした。
73~80年、青春をともにした車だ。