現在、世界第2のダイヤ生産国は南アフリカのデビアス、 世界第1位のダイヤ生産国はロシア、この2つの世界大手グループが提携しました。
理由は簡単、この2社が提携すれば、世界シェアーのほぼ90%。
値崩れしないで世界のダイヤの価格相場を簡単に操作できるからです。
その他、世界24カ国の国々でもダイヤは生産されていますが、何れも小規模で相場を操作できる力はとてもありません。
デビアスは原石販売額では世界一を守るものの、採掘量でロシアの「アルロサ」に抜かれてしまったので自ら歩み寄ったようです。
サハ共和国にはダイヤモンドの他、金、銀、石油、天然ガス、石炭、など様々な資源が地下に眠っている “ロシアの金蔓”(かねづる)です。
そして、サハ共和国とロシアの合弁会社が「アルロサ」という会社の名前です。
「アルロサ」は昨年2012年、「ティファニー
」と原石供給の長期契約を結び、大手ブランドとの関係強化を進めてサハ産のイメージアップをしました。
一方、「デビアス」は東京銀座の直営店に約4億円のダイヤモンドの指輪など多彩な宝飾品を並べたり、「ブルガリ」「モエヘネシー・ルイヴィトン」
と共同経営する店舗を展開したりして、卸専門企業から小売市場にも一部進出する構えをみせています。
いづれにしても、いつの世も女性を魅了し、妖しく光り輝くダイヤモンドですが、今後も世界大手2大企業グループの寡占状態が続くようです。
“宝石貴金属に興味津々、好奇心旺盛のWifeワイフを持つと家計がもたない”・・・・とぼやく亭主の声が聞こえてきそうです。
ダイヤモンドに関しては市場が完全にコントロールされた特殊な世界なので、今後価格が上がることはあっても下がることはないでしょう。
世界の経済動向を完全に把握して、“経済的に潤っている国” をピンポイント攻撃して市場を活性化する体制が完全に出来上がっています。
ダイヤモンドはデビアス、ユダヤに支配されていると云っても過言ではありません。
「ダイヤモンドは永遠の輝き」「結婚指輪は給料の3か月分」などというデビアスの宣伝は功を奏して我々日本人の頭に入り込んでいます。
高級なダイヤモンドは1カラット1万ドル以上が相場(現在の相場50万円~200万円)ですが、もしデビアスのカルテルがなければ、その一桁台の価格になるという驚くべき専門家の意見もあります。
もともと世界の宝石の女王はインドのルビーでした。ルビーはサファイアと同じコランダム系(和名は鋼玉-こうぎょく)の宝石です。
ダイヤモンドが研磨技術と多面的なカットにより輝きを得る14世紀ころまでは、ルビーの価格はダイヤモンドの8倍もしたのです。
インドで生産されるルビーが宝石の女王という常識は、中東や欧州で広く共有、認識されていたのですが、この相場観を変えていったのがユダヤ人です。
国や地域によって「独占禁止法」の 適用が異なることに目をつけて、生産、価格カルテルにより過剰なダイヤモンドはただの石コロにならないように価格を維持して今日に至っています。
巨大市場アメリカでも、ユダヤマネーを巧みに使って「不当カルテル」の批判を浴びないように政界、財界を押え込んでいます。
また、石油価格カルテルの維持のため、OPEC も同じようにカルテルが結ばれています。 これも不当カルテルに該当するのですが「必要悪」Necessary Evilとしてダイヤモンドと同じ取扱いをしています。 ガソリンの価格は完全にオペックに握られてどうしようもありません。
規模がはるかに小さく、「デビアス」や「OPEC」のコントロールとは異なりますが、日本でも協会や団体等の力で「一定の決められた基準としての額や利率」でコントロールされている業種も多々あります。 その一例・・・「医者の世界」では失敗しましたが、「弁護士界」では資格者人数を慎重に維持しています。
例えば、毎年の医学部の国家試験合格率90% に対して、弁護士国家試験合格率26% ・・・・この両者の数字を比べれば、その差は明らかです。
「日弁連」の強力な権力と統制力によって日本の「弁護士」は、長い間「価格と報酬の利率の維持」の恩恵を受けていますが、世界先進国水準の人口比からみて極めて弁護士の数が少ないと各国から批判されています。
ただ、日本側の言い分は、「争いを嫌う日本人は欧米人のように、なんでも、かんでも裁判に訴えたりしないので、現在の司法の世界は十分ことが足りている」“やかましい! ガタガタ云うな!” と云って静かに反論しています。
権力や統制力を使って、需給バランスを調整したり、国家権力を行使したりすればOPEC、ダイヤモンド業界、法曹界などのようにイビツな組織が自然と
出来上がってくるようです。 一般企業の不当な取引は「独占禁止法」に抵触するという理由で「価格カルテル」「ヤミカルテル」「官製談合」「入札談合」などは司法省により摘発されるのですが(・・・中南米には麻薬カルテルとかいうのもあります・・・)オペック(OPEC)石油輸出機構(クウェート、イラン、イラク、サウジアラビアなど12カ国が加盟)が加盟国の原油生産量や価格などの石油政策の調整を目的としている組織は適用除外となっているのもおかしな話ですが、これもすべて Balance of Power (勢力均衡) なのでしょうか?
私がオーストラリアに移住した当時は、ガソリン1リッター当たり60セント~70セントたったのに、あっと云う間に1ドルを超えて、現在ではリッター当たり140~150の次代(¥140~¥150)に値上げ定着。 ガソリンスタンド(ペトロ)にガソリンを補給する際には “なぜだ! もっと安くしろ″ と心の中で叫びながら呪文を唱えています。
何れにしても、次世代はハイブリッド車、電気自動車など石油(ガソリン)消費を減らす 自然エネルギー燃料開発が進行するのは間違いありません。
そして、ガソリンに替わる環境にやさしいエコー代替燃料の開発を進めれば、自然とOPEC石油輸出機構の力は弱くなってゆくことでしょう。
蛇足ながら、「宝飾ダイヤモンドの世界」は車のように必需品でもないので、現在の独占状態は黙認されて価格維持操作は半永久に続くと思います。(終)