早朝ということもあり空いており座席も空いていたので腰を掛けてうとうとしていた
次の駅に停車すると一組の若いカップルが乗車してきた。年齢は20歳前後で二人とも今時の若者という感じで派手な服装に金髪という、いわゆるリア充カップル
彼氏の方は泥酔しており千鳥足。彼女がそれを介抱していた
二人は俺の隣に座った。彼氏はずっとデカイ声でうるさくしていた。
しばらくして彼氏が俺にからんできた
「おはよーございまっす!コロナ大変っすね」
あーもう!うぜーな酔っぱらいが
シカトしていた
すると彼女が本当に申し訳なさそうな顔で「すいません」
と頭を下げてきた
シカトしてても彼氏は何回も絡んできた
彼女はその度に頭を下げた。
降りる駅が近づいてきて彼女が彼氏の腕を引っ張って下車する準備をしだした。
「ほら、もう降りんで」
駅に着きそうになった時、俺は言った
「よぉ兄ちゃん…あんまし彼女に頭下げさすようなことすんなよ」
彼氏は一瞬硬直した。そしてこちらを向いて
「・・すいませんでした…」
小さな声でボソッと言った
ようやく我に返ったようだ。
カップルは電車を降りてドアが閉まって見えなくなるまで俺に深々と頭を下げていた
男なら自分の大切な人(女性)に恥かかすなや