空にぽっかり浮かぶお月様



風が運ぶ冷たさは、もう秋だよって知らせを届ける



あぁ夏が終わる



その背を向けて 風に運ばれて



また来年、と手を振ってるかのように



お月様・・どうか見送ってあげてください



僕たちにはできない



僕たちは過ぎゆくものだから



そこにあり続ける君に



君だけができることがある



またそこで夏を迎えることが



だから、僕たちは歩き続けるよ



ほんの少し上を向いて

まだ少し冷たい風が残っている そんな今日



空にまだ残っていた 少しどんより雨の雲



置いて行かれたの?



それとも、まだほんの少しだけ



ここに居たいの?



大丈夫



僕がずっと上を向いて



君がゆっくり



ゆったり君が



流れていく雲を



見つめてあげるから



だから…寂しくないでしょ?

昨日の雨、風が嘘のように晴れた空



まだ蒸し返すような暑さは、もう少し夏が居たいって言ってるようだ



蝉の鳴く声もどこか遠い



あぁ 秋がすぐそこまで来てると教えてくれる



また雨が空を隠してしまったけど



ほら・・・・もう怖くないよ



だって空はずっと



そこに居てくれたんだから