東日本大震災から7年。
地上もそうだったが、発生直後、
空もパニックだった。
仙台空港は津波に呑まれ、
成田、羽田もダメージや緊急
着陸機で混乱。セントレアや
関空まで逃げ切る燃料のない
機体は次々と米軍横田基地に
緊急着陸した。
その10年前、9・11のアメリカ
同時多発テロの時も、直後に
米連邦航空局が即座に全米の
飛行場を閉鎖し、太平洋上で
Uターンしてくる航空機で日本の
空は翌朝未明まで大混乱した。
飛行機は、一度離陸してしまうと
降りるか墜ちるしか地上に戻って
来る手段はない。
空に携わる者として、どのような
時でも安全に降りる技術、安全に
降りてこられる飛行場を維持する
努力を続けていかなければならない。
犠牲者の冥福を祈ると共に、
空の安全をより一層高めることへの
精進を誓う日でもある。