合同チームならではのレアな光景も。

ブルペンで投げる投手は早慶明。
応援も、1,4,7回を明治、2,5,8回を
慶応、そして3,6,9回を早稲田が
担当。そして、今回の華となった地元
中学校の吹奏楽部。
六大学の気合の入ったブラス
バンドこそ期待してはいなかったが、
おそらくこの日のために夏休みを
削って練習してくれたのだろう。
紺碧の空、大進撃、コンバットマーチ、
ダッシュ慶応や紫紺の歌など、
神宮でおなじみの応援歌を次々と
繰り出してくれた。

普段は高校野球の予選などが
行われるぐらいの小さな球場なので、
スタンドとグランドの距離が近く、
視界にやたら選手が入ってくる(笑)

基本的に親善試合的なゲームの
はずなのだが、たまにガチで投げ、
150km台を連発して観客を驚かせる
ヤツもいたりしたが…

結果はお約束の引き分け。
それでも、私たち一行のほかにも、
わざわざ東京からかけつけた
熱心なファンが声を張り上げ、選手たち
と共に、新発田市の方々に少しでも
神宮の雰囲気を感じ取っていただけたの
ではないかと思っている。

米どころ新潟の夕暮れになびく
校旗。「稲」つながりではないが、
早稲田と新潟の縁に、この後も
驚かされる時間が待っていた。