skydreams_nzのブログ

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かなり更新間隔が開いてしまった。



実は先週から突如インターネットがつながらなくなり、



ずっと更新できずにいたのだ。



この間、様々なことがあったので、



まずはそのことから書いていきたいと思う。



事業用操縦士飛行試験を目前に控え、



僕はもともと担当してもらっていた日本人主任教官と、



最後の仕上げの訓練を始めた。



そこで改めて教わったこと、



それは「エネルギーコントロール」だ。



飛行機が一定高度を一定の速度で飛行している時、



その飛行機は常に一定のエネルギーをもっている。



そのエネルギーは、高度=位置エネルギーと、



速度=運動エネルギーに分類でき、



この総和を一定に保つことで、



速度一定、高度一定の飛行が保てる。



例えばファイナルアプローチ。



ファイナルに乗ってから滑走路まで降下する際、



一定のパワーでパスを維持して降下すると、



運動エネルギーは一定のまま、



位置エネルギーだけが一定の割合で減少していく。



そしてショートファイナルでパワーを絞リ、



フレアをかけて抗力を増すことで、



運動エネルギーもそぎ落として行って、



接地点で失速させて飛行機を着陸させる。



つまり着陸の安定度は、



一定のエネルギー減少をコントロールすることで達成できる。



また、速度一定の科目である低空飛行や低速飛行は、



まさにこのエネルギーコントロールそのものだ。



一定高度を保持したまま、



一定の速度でターンするためには、



エネルギーを一定に保ったターンが必要だ。



ターンするときは抗力が発生するから、



位置エネルギー維持のために、



運動エネルギーを位置エネルギーに変換する。



すると運動エネルギーが減少して減速する。



これを防ぐために、あらかじめターン前に、



減少分のエネルギーをパワーという形で補っておき、



そのうえでターンすることで減速も避けつつ、



一定高度を維持して旋回できる。



このエネルギーコントロールというコンセプトは、



僕のフライトそのものを大きく変えた。



どの科目を行う上でも、



この考え方が飛行の安定に大きな影響を与えてくれた。



そして迎えた飛行試験前日。



僕は自分の出来に衝撃を受けていた。



とくにサーキット。



先週まで順調に見えた仕上がりがうそのように、



びっくりするほど、酷い。



風もなく安定した大気状態ならいいのだが、



強風になると風への考慮が不足し、



すべての歯車がくるってしまう。



自宅に帰り、頭を整理して迎えた試験当日の今日。



僕はもう一度だけサーキットをするために、



本当に、最後の直前同乗訓練に臨んだ。



サーキットに絞り込んだにも拘らず、



結果はボロボロ。



午後に本番の飛行試験があるというのに…。



正直、泣きたい気持ちでいっぱいになった。



それでも、やるしかない。



上手くいかなかったとしても、



今まで一度もうまくいかなかったわけではない。



試験本番でやって見せるしかない。



半ば、悲壮な決意を胸に、試験に臨んだ。



グランド試験は教官から聞いていた通りの内容が多く、



難なく終了し、そして始まった飛行試験。



飛行機に向かう途中、



外に出た途端に強風に包まれる。



かなりのクロスウインドと、突風混じりのコンディション。



地表で15ノット(突風時24ノット)。



更に僕の中に不安がよぎった。



強風に弱い僕が乗り切れるのか…。



それでも、やるしかない。



そう、自分に言い聞かせた。



試験官は数万時間の飛行時間を持つベテランパイロット。



彼は飛行試験中は厳しい叱責を加えるが、



訓練生の合格を心から願う、心優しいパイロット。



僕は彼を心から尊敬しているので、



自分自身への不安はあったものの、



不思議と緊張は全くしなかった。



そして始まった飛行訓練。



離陸直後から、風に大きく煽られる。



コントロールをすることに必死になり、



周辺の安全確認が後手に回る。



たまたま昨日から張り出してきた超高気圧の影響で、



QNHは1033!



いつもと違う飛行性能で飛行姿勢も変化する上、



風に揺らされて飛行機が安定しない。



焦りの中、いよいよ科目試験が始まる。



まずは基礎計器飛行。



フォグルを装着して、水平飛行、標準旋回(左右180度)。



続いて上昇旋回、失速回復、及び異常姿勢からの回復。



更に水平儀と方向計を隠されての標準旋回とコンパスターン。



その後に再び異常姿勢からの回復。



その後、訓練空域に入り、いよいよ本格的に科目試験の開始。



左右に急旋回(45度バンク)を180度ずつ行った後、



飛行機の限界性能を引き出した急旋回。



僕の飛行機だと旋回角は約65度。



約3G弱の重力がかかる旋回だ。



この旋回は360度回るにもほんの数秒なので、



入り口で失敗すると後がない。



続いて80ノットを維持したまま、



45度バンクでの急旋回降下。



低速飛行(60ノット)での旋回を実施した後、



失速からの回復操作の科目に入る。



失速回復は全部で4科目。



通常失速(フラップなし)、着陸態勢での失速、



片翼失速、そして急旋回からの失速。



失速回復は失速直前で実施するため、



一切高度を失うことが許されない。



一瞬の気が抜けない科目だった。



そして急旋回中の失速回復直後、



突然スロットルをクローズされて、緊急着陸。



空域進入時に予め読んでおいた風をもとに、



着陸する空間を探して着陸準備に入る。



エンジン再始動を試みつつ、緊急無線を入れる。



乗客への説明をし、着陸前点検を実施。



この間ずっと、風を考えつつ接地点との距離と高さを考え、



進入パスを調節する。



パワーがないので、高くても低くても失敗する。



飛行試験の山場となる科目。



全身にびっしりと汗をかきつつも、何とか成功。



ゴーアラウンドをかけて安堵する暇もなく、



上昇直後に再びスロットルを絞られ、



着陸直後のエンジン停止操作。



機種をすぐさま下げ、左右30度以内に接地点を探し、



そこへ直行する。



フラップをすべて下げ、何とか接地できそうと分かった瞬間に



再びゴーアラウンドして低空飛行空域に進んだ。



風はますます強くなり、機体が激しく揺れた。



この時点で試験は約1時間が経過し、



疲労も蓄積してきた。



低空飛行空域は極めて不安定な状態だったが、



低空飛行だけは自分でも満足のいく出来だった。



エネルギーコントロールのコンセプト通り、



位置エネルギーと運動エネルギーの総和を



常に一定にするように保てたのがよかったのだと思う。



そしていよいよサーキット。



疲労がピークになった最後に現れる山場。



また、僕が一番不安を抱えていた科目。



そしてそのいやな予感は的中した。



空港に進入した直後から、



水平飛行でもコントロールがとられるほどのコンディション。



おかげで一回目の進入は、進入パスも速度もボロボロ。



試験官に「事業用の試験だぞ!」と激しく叱責された。



しかしもう一度だけチャンスをもらい、



二度目は何とか無事に着陸できたものの、



それでも事業用試験にふさわしい着陸だったかといえば、



それは程遠いというのが本音だ。



あの一回目の着陸は、一生忘れない。



悔しくて、悔しくて、思わず涙がこぼれそうだった。



接地して瞬間にこみあげた絶望感は言葉に出来ない。



でもその時、試験前、最後に教官がかけてくれた言葉が、



急に鮮明に思い出された。



「フライト試験もフライトです。何があっても、パイロットとして、



必ずフライト完遂を完遂して下さい。それが機長の義務です。」



その言葉が、僕にもう一度力をくれた。



あきらめてたまるか。



必ずフライトを完遂しようと気持ちを切り替えた。



最後のクライストチャーチでの最短距離着陸。



横風が強く吹き付け、横風着陸の技術もみられた。



横風着陸は僕にとっても鬼門の一つ。



でも、昨日はしっかり前を見て、落ち着いて着陸できた。



エンジン停止後、機体を降りた時、



僕は絶望感の中にいた。



練習してきたモノの半分も出せなかった。



その上、あのサーキット…。



悔しさと疲労で、足取りも本当に重かった。



何度もこみあげそうになる涙をこらえながら、



一人試験官の部屋へと向かった。



それだけに、大きな試験官の手が僕に差し出され、



「おめでとう」と言われた時、



正直僕は、しばらく自分の状況を飲みこめずにいた。



「合格したのか…!?」



一瞬時間がとまったように感じて、僕は戸惑いを隠せなかった。



飛行日誌にサインをもらった後も、



その後教官にねぎらいの言葉をもらった後も、



僕はまだ自分の合格を現実のものと受け止められずにいた。



そして向かった、愛機ウォーリア。



慣れ親しんだ機体のコクピットに一人座り、



愛機に心から感謝した時、



初めて合格したという実感が込み上げてきて、



静かに涙がこぼれた。



やっと、プロパイロットの入り口に立てた。



そう実感した瞬間だった。



そして今、自宅でパソコンに向かいながら思うこと。



それは本当にこの道を選んでよかったということ。



訓練地をニュージーランドにしてよかったということ。



そして、この学校を選んで本当によかったということだ。



訓練開始後、約1年5カ月。



途中、飛行訓練自体をあきらめようと思い



合計約4カ月の飛行訓練休止期間があったので、



実質は1年1カ月。



これを長いと見る人も多いだろう。



だがこの訓練期間でさえ、



睡眠時間を削ってまで勉強しても、



飛行機について何もまだ分かってないと感じる。



だからこそ、この訓練は決して長いとは思わない。



プロになるのなら、簡単に取れる免許など何の意味もないだろう。



どんな空でも飛べるパイロットになりたい。



高濱機長と特攻隊員の遺志を継ぎ、



「空の安全」と「命の大切さ」を語り継ぐパイロットになりたい。



そう思って飛び込んだこの道は、確かに正しかった。



今振り返ってみると、長いようで本当にあっという間だった。



そして訓練を終えて感じたこと。



それは安堵感ではなく、更なる技術と知識追求の欲求だった。



もっとうまくなりたい。



もっと色々な知識を身につけたい。



果てしなく深いパイロットへの道を、



どこまでも追求し続けて行きたい。



そう、心から思った。



その意味では、この合格はまた新たな始まりなのだろう。



ここは決してゴールなんかではなく、



プロパイロットとしての出発点なのだと思う。



だからこそ、このブログはこれからも更新し続けて行くつもりだ。



今後の進路はこれから考えなければならないが、



僕は絶対にこのニュージーランドでプロパイロットになって見せる。



そのためにも、更に高みを目指して頑張っていくつもりだ。



さしあたっては、数機種の形式限定と、



事業用の夜間飛行証明を取得しようと思っている。



この話も、またブログでしようと思う。



最後に…。



この事業用訓練を通し、自分の無力さを痛感した。



家族、仲間、そして教官の方々に、どれだけ支えられていたのか。



彼らの支えがなければ、合格は絶対なかった。



たくさんの温かい手に導かれてここまで来られた。



今はそう痛感している。



そしてそのすべての方々に、



この場を借りてお礼申し上げます。



本当に本当にありがとうございました。



それでは今日はこの辺で。



長話に最後までお付き合い下さり、



本当にありがとうございました。



☆追伸☆



航空留学は人生をかけた一大決心です。



でも、僕は人生を掛け、



家族全員で夢に挑戦したことに心から満足しています。



怖かったり、思い悩むのは誰でも同じ。



でもそれでも、悩みながらも第一歩を踏み出すか否か…。



それが夢が夢のままか、現実に向かって動き出すかの境目です。



大切なのは「本音」の情報と、一歩を踏む出しす勇気だけ。



「叶わぬ夢は 心に宿らない」



夢を夢として終わらせないで下さい。



一緒に人生をかけて空を目指せたら最高ですね。



たった一度の人生です。



自分が本当に望む人生を追いかけてみませんか。



NZの訓練に関するご質問がある方は、下記までお気軽にメール下さい。



僕の持つすべての「本音」情報を、生徒の視点からお伝えします。



本気で空を目指す方に、僕の経験が役に立ったら嬉しいです。



メール、お待ちしています。



ties-tmcma2007@live.jp

い事業用操縦士の飛行試験が、



いよいよ来週火曜日に迫った。



昨年4月に入校して約1年半。



15科目に及ぶ学科試験に、航空英語証明、



そして自家用操縦士、事業用の野外飛行、夜間飛行、



さらに陸上多発計器飛行証明の各飛行試験を経て、



やっと辿り着いたこの事業用操縦士飛行試験。



前回の陸上多発計器飛行証明飛行試験は、



飛行試験及び訓練に多額の費用がかかることと、



エアラインパイロットになるために必要な、



最初の資格ということで、



試験を迎えた時には特別な思いがあったが、



今回のこの事業用操縦士飛行試験は、



まさにプロとして仕事で人を乗せて飛ぶ、



職業パイロットとなる試験であり、



僕の目指してきたプロの「パイロット」の



入り口に立てるという意義がある点で、



本当に重く、そして挑みがいのあるものだ。



これまでの総仕上げとして、日々飛行訓練を積んでいる。



そして少しずつではあるが、



訓練初期から目標としてきた理論に基づく飛行が、



着実に身に付きつつある。



自分の加える操作が、飛行機にどのような影響を与えるのか。



計器を追う飛行から、計器から飛行機の状態を読み取り、



所望の状態にするための操作を加え、



その結果を計器で確認する。



訓練の最終段階で、やっと少しずつではあるが、



飛行機が自由に操れるようになってきた。



今では訓練に使用している機体はまさに、



「愛機」と呼ぶに等しいほど愛おしく思える。



思えば僕の訓練は、決して順風満帆ではなかった。



途中、飛行自体が怖くなり、



訓練をあきらめかけた。



資金難になり、仕事との両立も迫られた。



計器飛行証明取得後は、



今後の進路を考えて、訓練を一時中断もした。



人間関係で悩んだことも少なくない。



それでも、ここまであきらめずにやってこられたのは、



御巣鷹山に眠る高濱機長が教えてくれた「空の安全」と、



知覧から飛び立っていった、



特攻隊員たちが残してくれた「命の大切さ」を、



どうしてもパイロットとして伝えたいという思いがあったから。



何不自由なく訓練に打ち込め、



飛行訓練も順調に進んでいく学生とは違う。



家族を養うために、深夜まで仕事をしながら進める訓練。



心身ともに極限状態になることもよくある。



それでも、この夢だけはあきらめたくないから、



どんなことがあってもこの道にこだわってきた。



僕がすべてをかけて歩み続けてきた道の、



最初の終着点が、この事業用操縦士取得。



そしてそれは、プロパイロットとしての入り口でもある。



誰にどう思われようと、たとえ誰にも評価されなくてもいい。



僕が僕になるために、僕自身が信じた道を、



大切な最愛の家族と、



この訓練で知り合った「本当の仲間」たちと共に、



最後まで走りぬけたい。



その先には、僕の信じる空への道が確かにあると、



今ははっきりと分かるから…。



それでは今日はこのへんで。



最後までお付き合い下さり、



本当にありがとうございました。



☆追伸☆



航空留学は人生をかけた一大決心です。



でも、僕は人生を掛け、



家族全員で夢に挑戦したことに心から満足しています。



怖かったり、思い悩むのは誰でも同じ。



でもそれでも、悩みながらも第一歩を踏み出すか否か…。



それが夢が夢のままか、現実に向かって動き出すかの境目です。



大切なのは「本音」の情報と、一歩を踏む出しす勇気だけ。



「叶わぬ夢は 心に宿らない」



夢を夢として終わらせないで下さい。



一緒に人生をかけて空を目指せたら最高ですね。



たった一度の人生です。



自分が本当に望む人生を追いかけてみませんか。



NZの訓練に関するご質問がある方は、下記までお気軽にメール下さい。



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本気で空を目指す方に、僕の経験が役に立ったら嬉しいです。



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ties-tmcma2007@live.jp













早いもので、今週も今日で全ての訓練が終わった。



気付けばフライト試験までは後10日余り。



本当にもうすぐそこまで、足音が聞こえ始めている。



今週は、毎日飛行訓練があり、



試験に向けた詰めの時期に来ている。



少しずつ向上していく技術を自覚しつつも、



日本人の性なのか、



どうしても自分の上手くいかない部分ばかりに目がいってしまう。



もちろん自分の弱点に目を向けることは必要だ。



でも、自分が出来ることにも客観的に目を向けなければ、



自分の実力を正しく判断することは出来ない。



バランスの取れた視点が必要だろう。



今週僕が行ったマニューバは以下の通り。



1.最短滑走距離離陸



2.基礎計器飛行



3.通常旋回



4.急旋回



5.最大性能を引き出した急旋回



6.失速回復



7.急旋回降下



8.急旋回中の失速からの回復



9.低空飛行



10.緊急着陸



11.周回進入(サーキット)



12.横風着陸



13.最短地上滑走着陸



どの科目も、とにかく精度が命。



風が強くても、乱気流でも、



指定された範囲内の操作が要求される。



どんな天候の中でも安全に飛行機を飛ばせる、



それがプロパイロットなのだから当然だ。



そしてその技術以上以上に難しいのが、



「プロとしての判断」だ。



安全を最優先にしつつも、経済性を同時に考慮すること。



それがプロの飛行だと思う。



徹底して無駄を省き、最短距離と最短時間で、



目的地に安全且つ快適に乗客を輸送する。



そのためには、常に一歩も二歩も先を読んだ判断が求められる。



風、他機位置、雲低、視界、無線による指示…。



その時々によって変化していく状況に合わせ、



以下に無駄な燃料を消費せずに目的地へ向かうか。



それを正確に判断できるのがプロだ。



そしてそれを可能にするためには、



地上での綿密な事前準備と、確かな知識が必要になる。



それだけではない。



それが、どんな厳しい気象条件の中でも、



よどみなく、呼吸するがごとく使用できるまで、



徹底して準備していく必要があるのだ。



これは言葉でいうのは容易いが、簡単に出来ることではない。



そしてそれを実行する前提として、



意識せずとも飛行機を正確に飛ばせる飛行技術が必要不可欠でもある。



自分の能力の1割で飛行機を飛ばせるようになれ―。



常々教官から言われ続けている言葉である。



その目標に向かって、これからも一歩一歩進んでいきたい。



それでは今日はこの辺で。



最後までお付き合い下さり、



本当にありがとうございました。