「1号型フリゲート」はレガンダ王国海軍が運用していたフリゲート艦である。同型艦は1隻。数少ない海軍戦力として王国の海洋権益保護のため働き続けた。
開発経緯
2000年代初頭、大国間での冷戦が終了して10年近くを経た世界には平和的なムードが漂っていた。そのような情勢下、レガンダ王国では軍備よりも福祉面を重視した政策を推進した関係で軍事予算は削減され続け、金食い虫である海軍では稼働艦艇が大きく減少した。なんとか沿岸警備ができる程度の小型艇を主力としていたが、当然限界があった。たとえば、数日を超えるような連続航海が出来ないことや、武装が貧弱であること、さらには悪天候下では航海できなかった。しかしながら、資源の多くを海上輸送に頼る王国としては、海の安全を守る海軍がこのような状態にあることは望ましくない。そこで計画されたのが本型である。
なお、予算不足という制約を解決するため、内務省の傘下にある沿岸警備隊と海軍との間で協定が締結され、平時には沿岸警備隊の活動にも使用するという条件の下で、沿岸警備隊・王国海軍の共同プロジェクトとして建造予算を確保するという一幕もあった。
艦内各部の様子

本艦の主砲である5インチ砲。レゴ国際連合設計規格の5インチ砲を基礎として開発されたものである。

本艦のミサイルランチャー。従来の箱型ランチャーを上向きに固定したのでVLSと同じ効果が得られ、いちいちランチャーの向きを変える必要がなくなった。ただし、両側についているフレアを発射するときはランチャーの向きを変えなければならない。

多目的ロケット弾。対潜弾を装填しての対潜攻撃が主な使用方法だが、榴散弾を使用しての航空機への攻撃や徹甲弾を使用しての対艦攻撃、榴弾を使用してのミサイル迎撃など、いろいろな使用方法がある。現代戦においてこのロケット弾を有効に活用できる場面はないという海軍側からの批判も多く存在するが、沿岸警備隊としての活動には有効であるとして最後まで搭載され続けた。

後部より。艦橋後部はガラス張りとなっており、被弾時に多数の怪我人が出るとの批判が相次いだ。

横から。艦後部は多目的スペースとなっており、車両・装備などを搭載できる。しかし、クレーンは装備していないため、運用には大きな制約があったという。

艦橋内。共同プロジェクトという関係から、操艦は沿岸警備隊からの出向者が担当した。

戦闘指揮所。
運用とその後
さまざまな苦労を押しのけて完成した本艦であるが、沿岸警備隊の装備としても海軍の装備としても中途半端な存在になってしまったというのが、実務者の間での評価である。実際、海軍側は本艦の性能に満足せず、議員らへの働きかけを行って予算を獲得し、早々に後継艦の開発に踏み切った。しかしながら、長距離の航海が可能となった本艦の導入によって海軍の活動範囲は飛躍的に増大し、海軍の発展には大いに貢献した。
編集後記
フィグスケール艦として初の艦艇作品です。船は非常に多くのパーツを使用するため、なかなか気楽には制作できません。この後に作った船舶作品は、ほとんどが300分の1スケールや600分の1スケールとなっています。ですが、パーツ不足の中でもそれなりに満足いくものとなった作品として、とても印象に残っている作品です。
(2022年2月22日)当ブログの運営方針の変化に伴い、内容を修正しました。







