前回、
不安は無いと書いたかもしれませんが

手術前に
子供と過ごす時間が増え
子供の笑う顔を見ると
幸せな気持ちになる反面

やっぱり
不安になります。

先生や手術に対してと言うより
何でこんな病気になったんだろうとか
術後の後遺症で子供とちゃんと
遊んであげれのだろうか?
とか

考えても仕方ないのも
分かっているですが
でもやっぱり考えてしまいますね。

基本、ポジティブで
あんまり悩み過ぎない自分でも
やっぱり悩みますね。

最後は
まぁ発見も早かったし、
手術まで全てのことが早く進んでるし
自分に向き合う機会も出来たし、
家族の大切さもよく分かったし
運がいい。

で考えるのやめました。

次はいよいよ手術です。
つづく。
さて6月7日になり
手術前検診がやって来ました。

今回も大分から飛行機で東京に向かいます。

クリニックは東京駅のすぐ近くなので
移動がすごく楽です。

11時にはクリニックに着き
手術前のMRI、CT、聴力、血液検査、心電図
など一通りの検査をして頂きました。

少し時間を開けて
14時より先生の診察。

先生からは
前回3月末に南東北病院で診て頂いた時から
サイズはほぼ変わっていないという事と
聴力は右耳はほとんど聞こえていないという事、
他の検査は特に異常無かった事、
若干、中性脂肪が高かったということ。笑

手術の進め方について
どういう風に進めるのか
手術は8時間ぐらいかかるという事。

術後の後遺症で
顔面の麻痺、
めまい、
吐き気、
バランス感覚の低下
味覚障害などの
障害がまれに出る可能性があること

入院期間は大体2週間前後で
術後はリハビリを見ながら
退院を決めていくこと

などを丁寧に説明して頂きました。

もう、自分ではどうする事も
出来ないので
後は先生を信じて
手術を待つだけです。

そう思うと案外心は
穏やかです。

つづく。


さて、2019年4月はじめ

福島から戻り

家族と相談。

と言うより
いまの状況
行ってみて信頼できる先生と会えた事、
自分は南東北病院で手術してもらいたい
という事、
を説明したという感じでした。

不安は場所が遠い為、
10ヶ月の子供を連れて
妻が付き添うのが難しい事。

術後、回復するまで身内がいない中
身の回りのことの心配はありました。

ただこの点は、母親が長期は難しいが
付き添ってくれる事に。
(父親が介護状態にある為、
中々長期のステイに預けて
おくことが難しいとの事。)

そんなこんなで、南東北病院の先生に連絡し、
手術を受けたい旨を伝えさせて頂きました。

先生からは

仕事の関係もあると思うので
何月以降で考えておられますか?

と尋ねられました。

私自身、フリーランスでデザインの仕事を
しているため調整はつきやすかったのですが、
2ヶ月後の6月半ば以降であれば、
いつでもお願いしたいと伝えました。


先生は少しスケジュールを
確認してる様子で

「であれば6月25日でどうですか?」

内心思ってたより、
ものすごく早い対応と、
こんなに次々に進んでいる
自分の状況に驚きながら
「よろしくお願い致します。」
とお伝え致しました。

先生からは
「では、手術前に6月7日の金曜日
東京クリニックに来て頂き検査を
受けて頂きたいと思います。
大丈夫ですか?」


こちらも二つ返事でお願い致しました。

後はクリニックの方は
もう一度自分から連絡して
予約しなくてはいけないみたいで、
先生との連絡後、
すぐに予約させて頂きました。


次は6月7日の手術前検査です。
つづく。

昨日のがんセンターに続き、
翌日、福島県郡山にある
南東北にやってきました。


東京からは、東北新幹線で
1時間半ぐらいで郡山の駅に着き、
駅からバスが出ておりました!
タクシーだと10分ほど。


着くと病院が大きすぎて、
若干受付の場所を探してしまいました。

こちらの病院は、
なんと電話で具体的な話をよく聞いて頂き、
必要な紹介状とMRIの画像は
大分の病院に直接連絡して
事前に取り寄せて確認して頂いたので
とてもスムーズに情報を把握して頂き、

まず診察で先生から
「多分聴神経腫瘍で間違い無いけど
ちゃんとうちの病院でも確認したいから」と

病院でMRI、聴力検査、CT、バランス感覚
聴力の脳波測定まで

ほぼ一日かけて
一通りの検査をしてくれました!

そして最後に先生の診察で

聴神経腫瘍という事、

サイズは28mm、

サイズが大きいので
サイバーナイフ、ガンマナイフではなく
年齢的に耳の後ろから開き、
腫瘍を摘出する方法が適している事、

右耳の聴力はほぼ聞こえていないため
聴力温存方法よりも
右側の聴力は諦めて、
多くの腫瘍を95%ほどの
腫瘍摘出が望ましい事、

出来ればなるべく早めに
手術をした方が良いという事。

など
かなり細かく説明して頂き
自分の中には不安もあったのですが
かなり細かく説明して頂いたため、
今置かれてる状況が明確になり、
これからどうしていけば良いのかも
凄く分かりました。

先生からは
「家族とよく話して手術を受ける場合は
病院に電話して私宛に繋いでもらってください。
金曜日は、東京にあるクリニックにいるため、
東京クリニックに連絡下さい。」

とかなり親切に対応して頂きました。

しかもはっきり南東北病院で
手術すると決めていたわけでは
無かったのですが、
セカンドオピニオン扱いには
せず、普通に保険診療扱いでして頂きました。

一応この時点でもう自分の心の中で
は決めていたのですが、
一応家族と相談してまた連絡する事に。

つづく。
2019年3月末

なんとか大分の病院で紹介状を書いてもらい、
今後のことも考えると旅費だけでもバカにならない為、この際まとめて、1日違いで、がんセンターと南東北病院の方で見ていただく事にしました。

まず初日にがんセンターの方へ

がんセンターの方には紹介状とMRIのデータを持って行き、聴力検査をして頂き診察へ

先生からの判断は聴神経腫瘍でほぼ間違いない。
サイズは25mm以上あるので手術が必要との事。

まぁそこまではわかってたこと。

で僕自身この先どうすればいいのか。

結論は

もし手術受けるなら、東京医科大学の先生に紹介状書くから行ってみてとの事。

僕の中で、南東北病院の方も行ってみて決めよと思っていたのですが、念のため紹介状も書いて頂く事にしました。

費用もセカンドオピニオン扱いになり保険適用外ため、そこそこの費用が飛んでいきました。

でも仕方ない。

そんなことより明日は福島。


手術の為、更新が遅くなりました。

さて、前回の続きですが地方大分の病院では手術して貰えるところもなく、ホームページで検索してみたり、色んな方に聞いたりしておりました。


ホームページを見た情報としては、東京医科大学の河野先生情報が大変よく出て来ました。

仕事の関係でお付き合いさせて頂いてる、つくばの方から癌の模擬患者として全国を回っているから、色んな先生に情報聞いてくれると言う頼もしい言葉を頂きました。

その数日後、その方から東京にある国立がんセンターと総合南東北病院というところがあるから調べてみてと連絡が入り調べ見ることに。

もう自分では何が基準にいいの変わるのかも分からないですし、大分ではなすすべもなかったのでそう言った情報は大変貴重でした。

という事でひとまず、がんセンターと東北病院に連絡して今置かれてる状況と経緯を説明させて頂き、診察を受けに行く事に。

これが2019年3月初旬の事で、耳の異変から2ヶ月ほど立っておりました。

次回の東京と福島の診察は2週間後の3月末です。

つづく
前回、耳鼻科にて聴神経腫瘍の診断を受けて、大分の脳神経外科へ。


紹介状とMRIのデータを提出し診察を待つ。

その病院の副院長先生が診察してくれた。

副院長先生「うーん。聴神経腫瘍ですね。
大きさは25mm前後かな。

これからの事だけど、大きさ的に手術して取ることになると思います。

もう少し小さければ、ガンマナイフや、サイバーナイフの治療もあるんだけど、大きいからね。

まだ若いから有名なところで手術した方が良いよ。

ホームページで調べたら、東京医科の脳神経外科聴神経腫瘍で有名な先生とか出てるから。

もし、他にやってくれるところがどうしても見つからない時は、当院でもやれな事も無いですが。」

この時点で
「えっ?
ここで出来ないのはまぁいいとして、自分で見つけるですか?嘘でしょ。」
かなり不安。

仕方なく自分で見てもらえるところを探すことに。

つづく

さて、MRIの検査をしに耳鼻科とは別の病院へ。

とりあえず、MRIの検査なので1時間ほどで検査は終了。

結果は明日耳鼻科に送られるという。

兎に角、地方じゃ病院への行ったり来たりに時間がかかります。


次の日、耳鼻科で結果を確認しに行くことに。


MRIの結果は

「MRIの結果、右耳の奥に腫瘍が出来てますね。

聴神経腫瘍というもので、悪性の可能性はほぼ無いです。

ただ大きさが25mmほどありますね。

ここからは脳神経の方になるので、紹介所を書きますので、脳神経外科の方で診てもらって下さい。」



「えっ、腫瘍。マジか!
大丈夫なん?なんか、やばい事になった。
これからどうしたら…。」


この時点でかなり不安で少しパニック。

でも、不安になって考えてても仕方ないので、早い所、脳神経外科へ行く事に。

つづく。


さて、2週間ほどステロイド剤の点滴を行い経過観測。

結果は...

全く聴力は回復しておりませんでした。

耳鼻科の先生からは、

「突発性難聴であれば、もうそろそろ回復の兆しがあってもいいのだけど右耳の聴力はほとんど回復してないので、念のためMRIを撮ってみましょう」

と言われて、その耳鼻科は大きくなくMRIもない為、明日別の病院でMRIだけ撮ってもらい再度耳鼻科で診てもらうことに。

MRIか…

この時には何となく突発性難聴ではないのかもと疑いはじめてたが、まだ何なのかはっきりした病名も分からず不安でした。

MRIの検査へ続く。

2019年6月25日に聴神経腫瘍の手術を受けることになりました!

 

少し振り返って今までの経緯位を残していければと思います。

 

最初に異変に気が付いたのは、2019年1月7日のこと

 

朝起きて、

 

「あれ、右耳が聞こえん。」

 

昨日お風呂に入った時に、水が耳に入ったかな。

 

様子を見るため、その日はそのまま過ごしました。


が、やっぱり次の日も治ってなく耳鼻咽喉科へ。


病院に着いて診察で症状を聞かれ、聴力検査。


診断結果、おそらく症状から突発性難聴と診断され2週間ほどステロイド剤の点滴治療を受けることに…。


つづく