つづき。


今日のすべきことは、退院診察、痛み止めをもらう、会計を待つ、退室前に部屋のチェックをしてもらう、だったので、食後は歯を磨いて先生の診察待ちをした。



9時前位に看護師さんに呼ばれて、準備ができたら1階の産婦人科ブロックで診察を受けてください、と言われる。



眉描きも程々に、急いで支度をして、提出し忘れていた保険会社の診断書と貴重品を持って、スリッパで一階に行く。



まだ待合室の椅子は埋まるほどじゃないけど、他の患者さんはそれなりにいた。産婦人科の受付で場所を聞いて、内診室がある手前の椅子で、座って待つことに。



入院患者が先だったのか、私は直ぐに呼ばれて内診台へ。ゼリーとエコーを使って内診。ちょっと気持ち悪いですよー、と主治医が言いながら、久々の内診エコーは、やはりギュルっとして、気持ち悪かった。
(でも最近内診は慣れました。うまく力を抜けるようになったというか。プレペアゼリーもゼリーを塗って、寝ながらスムーズに使えるようになったからかな。)



内診中、私はモニターを見てたのに、画像や内容がよくわからなかった。
(いつもは大きな卵巣チョコが画面いっぱいに映し出されていた。今回は画像も止まらなかったし、内診も早かった。)




これが終わると、先生が傷跡のテープを取ってくれる。ちょっとドキドキしたけど、カーテン越しで見えないし、感覚はくすぐったくて、おへそは我慢できなかった。



先生もそれを見て、あとはお家で取ってくださいね、とそれ以上触らなかった。お腹はまだ痛いので、ゆっくりショーツとレギンスを履いて、外の診察室へ。



でも私の支度が遅かったので、もしかしたらマイクの放送後だったのかも。先生が診察室の扉を開けて、目が合ったところで中へ案内された。



ここまで歩いてこれましたか?と先生に聞かれて、はい、5階からエレベーターで、と答えた私。(トンチンカン)
先生は歩けそうなら帰れますからね、と言ってくれる。



まずは、腹腔鏡手術の画像。
とても大きく膨らんだ、左卵巣チョコレート嚢胞は、真っ白で、破裂寸前な位に本当に大きかった。



手術後の写真は、右卵巣より一回り大きくて、(卵巣チョコにより卵巣の袋が膨らんだとのこと)子宮は、赤いというかピンクというか、臓器の色をしていた。
(私の子宮や卵巣も、腹腔鏡手術のパンフレットで見たような、見た目だった。)




癒着が酷くて、前、後ろ、両側、に癒着していて、生理痛酷かったでしょう、と言われて、今までの生理痛の痛みを汲んでくれたことが嬉しかった。




癒着は剥がせる限り剥がしたけれど、剥がしきれてない部分は痛みが残ると思います、とのこと。やっぱり痛みとは閉経まで一生付き合っていくのかな、と思ったりした。





先生の診察で聞きたいことは、前もってメモっていて、(←これは夜勤看護師さんの助言)私は、腫瘍マーカーの数値が高かったので、それが下がったかどうか測りたいのと、人工授精はいつから出来るのか、夫の精子検査はいつやればいいのか、などを聞いた。



腫瘍マーカーは今日の採血では出来ないらしく、次回診察時となり、精液検査はいつでもいいらしく、初診なら夫の保険証が必要とのこと。



人工授精は、術後初めての生理が来てから、排卵との関係もあるので、それ以降に、となった。




次回の診察は8.27か9.3で、先生から9月でもいいですか?と言われ、来月になった。時間も9時10時11時から選べたけど、病院まで片道1時間かかるので、真ん中の10時にした。




最後に精液検査の採精カップと説明書と袋をもらって、先生にお礼を言って診察室を後にした。




そのあとは文書受付、という場所で、保険会社の診断書を出し、申し込みをした。出来上がるのに1ヶ月くらい掛かるのと、作成料は5000円+税だった。




そして作成料も、今日のお会計でまとめて請求してくれることのこと。郵送だと書留料金が掛かり、病院窓口だとお金が掛からない。



来月の診察日を言ったが、それまでにできているか保証は無いとのこと。(次の診察まで一ヶ月未満のため。)でも出来上がり次第、連絡はくれるらしい。



入院期間と手術日の確認を二度行い、申込書の控えと引き換えに、渡してくれるそう。私は控えを入院書類のファイルにしまって、事務の方にお願いします、と言って後にした。




部屋に戻ってからは荷造り。大きなトランクを広げて、仕舞えるものはどんどん仕舞った。バスタオルとかはまだ濡れてたけど、くるくる巻いてビニール袋に入れた。




おおよその支度が終わった頃、なんと麻酔科の先生が現れる。
これは聞いてなかったことなので、私はちょっと驚き。



具合どうですか?と聞かれ、術後は吐き気が酷くて、一度吐きどめを打ってもらいました、と言うと、麻酔の中には吐き気を催すものがありますからね、皆さん術後はそれをよく仰るんですよね、でも注射を打ったんですね、と言う。



麻酔の説明は手術前日の入院日にあったのだけど、内容は私も忘れていた。覚えているのは、喉にチューブを入れるので炎症を起こしやすいということ。だから喉の具合も聞いてくれたけど、私には吐き気の方が酷かった。



そうか、あの吐き気は、麻酔によるものだったのか。。そういえば、盲腸の時も術直後は吐き気が酷かったな、でも吐けなかったな、というのを思い出していた。




でも、今回は術直後ではなく、術後一日目だったので、完全に空腹や昼食に食べた魚の生臭さだと思っていた。
身体的には両方なのかもしれないけど。




麻酔科の先生にはお世話になりました、とお礼を述べ、あとは薬剤師の先生を待つ。この先生(女性)と会うのは二度目。お薬をパウチに入れて渡してくれるけど、書類ばかり増える入院生活、お薬ノートに貼るシールに気付いたのは自宅に帰ってからだった。

(病院処方でもシールを貰えるとは知らなかったのと、いつもは院外処方でお薬手帳を出すと、向こうで貼ってくれていたので。)



つづく。(今回長すぎてごめんなさい。)