Pia-no-jaC←デビュー10周年を経た、待望の3年ぶりのオリジナルアルバムのVV限定版が昨日発売になりました。

JAPANESQUE」のタイトルやジャケットが示す通り、テーマは和。ただ和風アレンジの曲というわけではなく、→Pia-no-jaCなりに日本を見つめ直して出来た曲が詰まったアルバムという感じ。むしろTHE和風の曲の方が少ないです。

 

1.MA・TSU・RI

と言ったそばから、THE和風な曲から始まります。HAYATOさんの子供の頃の思い出のだんじり祭り(岸和田)の掛け声「そりゃそりゃ」から発想された曲。そりゃそりゃだからソラソラ、どりゃどりゃはドレドレ、らっせらっせらっせらはラソラソラソラという、メロディーの元ネタは駄洒落全開(笑)師匠の影響かしら?(≧▽)

HAYATOさんがライブで演奏する時のことをイメージして皆で叫べる曲として作ってくれたということが、ジャッカーズとしては嬉しい♪前回のツアーで初出しになった時から、皆で掛け声に合わせた踊り方を考えたのも楽しかったな。実はうねうね動く左手の音が格好いい曲でもあります。

 

2.

読みは「シノビ」。ピアノとカホンという組み合わせのインストゥルメンタルユニットのため、ジャズコーナーに置かれることも多い→Pia-no-jaC←ですが、実はジャズらしい曲はほとんどないと思います。そもそもジャズって何?という話ではあるのですが、忍はかなりジャズっぽい!今まで二人組とは思えないほどピアノもカホンも音が多く、それが特徴とも言える→Pia-no-jaC←が、敢えて音を抜いた曲。今回のアルバムの中で一番新しいことに挑戦している曲ではないかな?この曲についてもどんな想いで作ったのか聞いてみたいです。


3.ふるさと

うーさーぎーおーいしー♪…ではなかった。少し花火を彷彿とさせる、少し哀しく温かい曲。グランドピアノで聴きたいな…。


 ふるさとは遠きにありて思ふもの

 そして悲しくうたふもの

 よしや

 うらぶれて異土(いど)の乞食(かたい)となるとても

 帰るところにあるまじや

 

4.Primitive

Primitive」は「原始的な」という意味。HAYATOさん自身が「→Pia-no-jaC←ならこうする」と思って作った曲だそうで、JAPANESQUEの中では一番攻め系の曲かな?左手がもう、ずっと格好いい…!後半の掛け合いではおそらくピアノとカホンでアイコンタクトばちばち、ツアー中にどんどん違う曲になっていくことでしょう。耳コピ組は頑張って♪

 

5.Starting Over

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて制作された東日本大震災被災地復興支援映像のために書き下ろされた、今回唯一、アルバム制作前から発表されていた曲。ずっと待ってた!何度映像を繰り返し見たことか…。ナレーションまで覚えてしまって、音源にはないことに最初ちょっと違和感があったぐらい(笑)でも映像も素晴らしいので是非見ていただきたい。特に船の旗が一斉に上がるシーンは圧巻。

https://youtu.be/yEKPKnD5aF8

この曲がJAPANESQUEに収録されると聞いて、今ツアー唯一の東北地方である仙台は絶対に外せなくなりました。できればSold outしてほしいな…。遠くて迷ってるジャッカーズ、是非。

これまできた道と、これからの道へのエール。彼らが手を握って、背中を強く押してくれる。けど、歩くのは自分の足で。

 

6.追憶

このメロディーができた日、ブログでやたら嬉しそうなHAYATOさんと、そのデータを聴いたのぶPさんの絶賛ぶりから、どんな曲なのか楽しみにしていました。まさに「Nostalgiaの第二章」。優しい音に包まれて、ずっと聴いて&弾いていられる曲…というか、止められない止まらない曲(笑)。目をつぶって気持ちよさそうに弾くHAYATOさんの表情が全てを物語っています。これもグランドピアノで聴きたいな。そして止まらなくなってどっかいっちゃうHAYATOさんが早く見たい♪


7.VOICE

10周年のツアーの企画「みんなの→PJHistoryを読んで作られたという曲。私はジャッカーズ皆の→Pia-no-jaCを大好きな気持ちがエピソードつきで読めるというこの企画自体が大好きで、何度も読み返しました。それを読んでの「皆へのお礼で作った曲やから」って、何それもうそれだけで泣ける。初めて聴いた時からそんな気がしない、不思議な曲。Friendsの雰囲気に少し近いかな。らららーらららーららーって歌うところは、PEACEの景色のように皆の声が広がっていくんだろうな。ツアーのどこに入るかな。楽しみです。