晴「ねえねえ、空!」
空「なーに?」
晴「ホラーゲームしよう」
空「やだ」
晴「はや!えー、なんで楽しいよ!」
空「怖いからやだ!」
晴「いーじゃん!俺横にいるよ?だからさー、ねーえ!」
空「いーやーだー!」
晴「まあまあ!
あのね、このゲームは一味違うんだよ!まあ、ホラーゲームと言っても色々と種類があってね、
このゲームはほら主人公が持ってるカメラ、これ射影機って言うんだけど、こいつを霊に向けてシャッターを押すことで
攻撃…まあ、封印だね。することができる戦闘タイプのホラーゲームで強化レンズっていうのを付け替えることによって
色々と強くなったり追加機能が付いたり脚奥が深くなったり…あっ」

空:1・2・3・4-!

晴「ふう。プレステ準備完了」
空「ちょ、なにちゃっかりセットしてんの?」
晴「はい、コントローラー!」
空「え!ちょっ、待って…あ、ほらボク歌わなきゃ!」
晴「大丈夫、俺が歌っておくから!」

晴:考えすぎのメッセージ どこに向かうかも知らないで
開始五分ですでにもう 震えて涙目マトリョシカ

空「わーん!晴の馬鹿!」
晴「へへー」

空:頭痛が歌うパッケージ いつまで経っても針は夜
誰も教えてくれないで 恐怖が頭を回りだす
嗚呼 泣きそうだ 今すぐこれを投げ出したい
嗚呼 押そうかな リセットボタン

晴:あのね、もっといっぱいやってちょうだい!
幽霊 ゾンビ 武器を構えて
こんな感情どうしようか
ちょっと教えてくれないか?

空「知るか!」

空:感度良好524 廃屋・無人島 鍵を開けて
晴が横でにやけてる くそ、さっさっと終われよこの恐怖!

空「あー、もうやだ。なんか台本書いてるだけで怖くなってきた」
晴「台本とか言わないの!」
空「こんなのやめてさ、しんちゃん見よ!」
晴「ええ!な、なんでそうなった!?」「やだよ!!」「ええ!?」
空「ほら!再生スタート!」

空:キュートなお尻がお出迎え
いつもと同じ調子でほら

晴:ああもう。そんなものに興味はない
俺のテンションは下がってく

二人:はーい
貴方と私でランデブー?ランデブー?ほらランデブー!
あらま飛んでったアバンチュール!
足取り歪んで1・2 1・2!

晴:嗚呼 どうしよう 空の視線を独り占め (独り占め~)
嗚呼 淋しいな 構ってよ!
あのさ、ちょっと聞いてよ大事なこと!
必死にぎゅーって頬を抓って

晴「ぎゅー!」
空「痛っ」

空:だってだって我慢できないの
この子とっても可愛いんだもん!!

空:痛い痛い(晴:怖い怖い)
二人:なんて言わないで
パレイド?マレイド?もっと見てよ
待ってなんて言って待って待って!
結局一人でテレビ前

空「あのお尻の動きは中々できないよ」
晴「まあいやそうだろうけどする必要ないでしょ」
空「もう、可愛くてぎゅーってしたい!!」
晴「はあ。聞いてないし」


空:あなたと私でランデブー?ランデブー?ほらランデブー?
晴:あらま飛んでったアバンチュール? 足取り 歪んで

空「しんちゃん!」
晴「ホラー!」

空:来 来
晴:酔い潰せ
空:来 来
歌い出せ 
空:来 来
晴:今日もほら
二人:継ぎ接ぎ狂ったマトリョシカ

空:ねえねえねえ
二人:もっと一杯舞って頂戴
カリンカ?マリンカ?弦を弾いて
こんな感情どうしようか?
ちょっと教えてくれないか?

空:感度良好 524
ホラー?しんちゃん?どっちもほら!

晴:もうさ全部笑っちゃおうぜ
さっさと踊って(空:消えて)いなくなれ!

空:チュチュ 二人:ヤイヤイヤー…

晴「あー、もー、空!早くゲームの続きしようよ!」
空「しんちゃん見てるからダメー」
晴「えー。しんちゃんのどこがいいんだよー」
空「どこって!そりゃ可愛いし優しいし思いやりもあるし、それにしんちゃんの周りの人たちが素敵な人ばっかなんだよ!
ほらほら!例えばカスカベ防衛隊とか!あんな素敵な友達中々できないよ!?それにさー!」
晴「あー…空?ゆ、遊園地にでも行かない?」
空「今から!?」
晴「そう、今から」
空「まあ、いいけど!」
晴「よし!じゃあまずはお化け屋敷!」
空「嫌だ!」



晴「昔聞いた話 眠りにつく少女を 」
喜ばせた歌は あれもこれも嘘だったんだ」

空「汚いことは隠し 綺麗ごとを並べて
そんな夜みたいな 言葉ばかり広まってって」

二人「君と僕はね 似た者同士なのに
分かり合えないのはなんで? なんで?」

晴「僕たちが作った嘘つきの世界で 君は作り笑いして
本当のことも知らずに僕は つまんない冗談で君を傷つけてくよ」

空「悪魔は嘘つきで」 
晴「天使は正直者」
二人「人は嘘も本当も言うよ 一番面倒なんだ」

晴「知らなくていいことを知りすぎて
知らなきゃ良かったよなんて なんて」

空「傷つけ傷つかないようにと 僕たちは嘘をついて隠し
そうしてく度また傷ついて なんて人は脆く間抜けなんでしょう」

晴「君の目に映る僕は誰なの?」

空「君は誰にも優しくするから 辛くたって笑ってみせるけど 」
晴「隠したって分かるよ裏では 君は」
空「泣いて」
晴「泣いて」 
二人「泣いて」

二人「その涙の理由を話してよ 僕の前では強がらないでよ
嘘つきだらけのこの世界で 僕は君を信じそして
つまんないこんな世界 壊したいんだ」


(MIX:晴 コーラス:空)