俳優、舘ひろし(64)が9日、36年ぶりに発見された石原プロモーションの社歌の公開レコーディングを東京都内のスタジオで行った。

左から金児憲史、池田努、舘ひろし、徳重聡、宮下裕治

“幻の社歌”は同社創立者で昭和の大スター、故石原裕次郎さんが、1978年に作詞家、なかにし礼氏(75)に依頼した未発表曲「太陽と星たちの賛歌」で、作曲は故羽田健太郎さんが担当した。



曲が完成した同12月に裕次郎さんの舌がんが発覚。レコーディングは幻となっていた。が、同社が50周年記念社史を制作していた昨年8月に、東京・成城の裕次郎邸資料室から歌詞と譜面が発見された。今回、舘のボーカルで36年ぶりによみがえり、亡きボスの28回目の命日となる7月17日午前9時から8月末まで、同社公式サイトで無料配信される。


舘は、徳重聡(35)ら石原軍団の若手4人をコーラスに従えてレコーディング。壮大なメロディーに♪唄え 友よ 男の歌を…という仲間への愛をつづった歌詞を熱唱し、「70年代って感じがするけど、男っぽくていいね。石原裕次郎さんからの贈り物って気がします」と感慨深げ。


レコーディング前日、軍団の長でもある俳優、渡哲也(72)に電話したことを明かし、「渡が『ひろし、きっと裕次郎さんも喜んでくれるよ』と言ってくれまして、胸に熱いものを感じた。裕次郎さんも歌いたかったと思う」と“男の絆”に思いを馳せた。


裕次郎さんの夫人で同プロ会長、石原まき子さん(80)も「ひろし君を通して、裕次郎さんから“ママ頑張れよ”と言われている気がします」と感激のコメントを寄せた。


舘、渡、神田正輝(63)、まき子会長ら裕次郎さんゆかりの著名人たちで、社歌を米豪華アーティストたちによる名曲「ウィー・アー・ザ・ワールド」のように“大合唱”する構想も、年内実現に向けて進行中だ。

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