女優の秋元才加と俳優の本郷奏多が28日、新宿バルト9で行われたダブル主演映画『奴隷区 僕と23人の奴隷』の初日舞台あいさつに出席した。


劇中では、ビンタをしたり、されたりした秋元。トーク中に本郷が「僕も秋元さんに5~6回ビンタされた」と振り返ると、秋元は「たたかれる側の方が気が楽。わたし、力が強いので加減がわからなくて」と悩める女心(?)を明かした。



同作は小説投稿コミュニティー「E★エブリスタ」にて閲覧数1,660万回を記録した岡田伸一の人気小説を映画化したサスペンススリラー。刺激のない単調な日々を過ごすフリーターの大田ユウガ(本郷)と冷めた視線で物事を捉える荒川エイア(秋元)が、他人を簡単に奴隷にすることができる謎の器具「SCM」を使用した異様なサバイバルゲームに挑む姿を描く。



秋元にとってはAKB48卒業後初の主演映画で、体を張ったシーンも見どころの一つ。劇中で印象的だったシーンの話題になると、秋元は罵倒するシーンを挙げ、「楽しかった。普段ワーって言う機会もないし、避けて生きているので、真正面でワーって言うとこういう気持ちになるのかなってちょっと感じつつ、普段言えないような汚い言葉を使いました」と非日常的な体験を楽しんだことを明かした。


また、出演前は原作が人気作のために不安もあったという秋元は「自分の中にどんな欲望があるのか考えるきっかけにもなりました」と本作に影響を受けたことも述懐。本郷も「そういう注目度の高い作品に出させていただくことはありがたいので、頑張りたいなと思ってやらせていただきました」と真摯(しんし)に向き合ったことを振り返った。



イベントの最後には劇中のサバイバルゲームにちなみ、勝てば主人として観客に1回だけ言うことを聞かせられるミニゲームも開催。開始前に秋元が「絶対勝ちます。だって奴隷欲しいもん」と笑顔で意気込んで観客を沸かせると、本郷は「こういう発言が(ニュースで)使われやすいんですよね」とクールにツッコミを入れる一幕もあった。舞台あいさつにはほかに、大沢ひかる、山田裕貴、久保田悠来、杏さゆり、折井あゆみ、佐藤佐吉監督、原作者の岡田伸一も登壇した。


映画『奴隷区 僕と23人の奴隷』は全国公開中

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