昨年6月に70歳で亡くなった俳優の地井武男さんの功績をしのぶ「地井武男ふれあい記念館」が25日夜、ふるさとの匝瑳市にオープンする。

絵が趣味だった地井さんの作品や自宅アトリエを再現したコーナー、生い立ちをたどるパネルなどが展示され、地井さんの人柄を感じられる内容になっている。


記念館は、本町通り商店街の空き店舗(千葉銀行八日市場支店向かいの旧坂本食料品店)1階約80平方メートルに作られ、地元商工会や地井さんの友人、市などで組織する実行委員会が運営する。遺族の希望もあり、開設期間は3年間を予定。


地井さんが生前、直筆で書いた生い立ちを振り返るパネルや、「起きるとまずコーヒーを飲みます」などと一日の生活サイクルを書いた展示、スケッチ作品が並ぶ。メーン展示の自宅アトリエを再現したコーナーは、愛用品の絵筆や絵の具、画集、写真が置かれ、地井さんの日常の一端を垣間見ることができる。



オープンの25日は午後7時10分ごろから、地井さんの遺族らを招いて記念セレモニーを行い、みこし渡御で開館を盛り上げる。募集した記念館愛称は、応募405点の中から「ちいちい茶屋」に決まった。


詳細、問い合わせは実行委員会(匝瑳市商工会内)

電話0479(72)2528

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