IGF会長のアントニオ猪木(67)が29日、東京・西新宿の新宿中央公園で年末恒例の炊き出しを行った。大みそかは「Dynamite!!」(31日・さいたまスーパーアリーナ)のリング上で熱唱パフォーマンスが予定され、曲目にAKB48の「会いたかった」が急浮上。掟(おきて)破りの“AKB戦争”でNHK紅白歌合戦にケンカを売る。またアリスター・オーフレイム(30)=オランダ=は、UFC最短KO記録を持つ“7秒の刺客”トッド・ダフィー(25)=米国=と対戦することが決まった。


Dynamite!!のエグゼクティブ・プロデューサーとして手腕を問われる猪木が、紅白との視聴率戦争の最前線に立つ。IGFのリングでは、自らの詩「道」を歌ってきた。デビュー50周年イヤーを締めくくるには一番の曲目だが“紅白超え”には、AKB48人気に便乗するのが得策だ。


猪木は10月に日本武道館で開催されたAKB48のジャンケン大会にゲスト出演。「オレはAKBなんて知らなかったけど、男の子ばかりの観客席からイノキ・コールが起こったんだよ」と、超人気ぶりを再認識した。「AKBの『会いたかった』をカラオケ屋で歌ったら、いけるんだよ」と、秘密特訓も完了していることを示唆した。


紅白ではAKB48が紅組2番手でメドレーを歌うが、猪木が「会いたかった」で対抗すれば仰天サプライズ。大みそかの格闘技は、もともと紅白の対抗番組としてTBSが仕掛けたのが始まり。「10年前と比べて華がなくなった。強いものに挑むことが大事」とし、今回はオーケストラをバックにAKB作戦が奏でられる可能性は十分だ。


2001年から10回目の炊き出しでは、集まったホームレスを激励。「10年生はいないでしょうね。早く卒業して下さいよ」と、うどん、ラーメン、ご飯、パンなど2000食分のほか防寒用の手袋を配布した。


筆を握ると「決断」と書き記し「どうあれ決断して、あしたへ向けて一歩踏み出す。決めなきゃ始まらないだろう」と気勢を上げた。“元気の伝道師”は「イチ、ニッ、サン、決断ダーッ!!」で締めくくったが、大みそかは「AKB48」か「道」かの決断を迫られる。


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