私が、ベッドの上で仰向けになって寝ていたら、Yちゃんが真上から私の顔を覗き込みました。
 
 その瞬間、Yちゃんの唇が私の唇に。。。

 私はびっくりしましたが、Yちゃんは酔っぱらってキスするキス魔ってことを知っていたので、やられたなと思いました。
 
 でも、Yちゃんの唇はすぐに離れませんでした。

 まだ離れないなと思っていたとき、Yちゃんの舌が私の唇の内側に入ってきました。

 私は思わず

 「うっ」

 って声が出てしまいました。

 Yちゃんの唇はとても柔らかく、舌の柔らかい。そして熱い。

 Yちゃんの舌は、私の唇の裏側と歯茎をゆっくりと舐めまわしました。

 私は、驚いていながらも、Yちゃんの唇と舌の感触にうっとりしてしまいました。私は、閉じていた口が自然に開いていました。

 Yちゃんの舌が、私の舌に絡んできました。

 すごくどきどきしました。
 
 全身に鳥肌が立ったような気がします。

 自然に、「うっ」と声が出ていたような気もします。

 Yちゃんは、とてもゆっくりと舌を絡めていました。そして、舌を絡めながら、私の体に巻き付けていたバスタオルをゆっくりと外してきました。




【つづく】




 それは、7月18日。
 
 大学時代からの、大の仲良し、Yちゃんと池袋に飲みに行きました。Yちゃんとは月に2、3回は飲みに行ってます。二人だけのときもあれば、女友達数人で行ったりしています。

 この日は、Yちゃんと二人だけで飲みに行きました。

 Yちゃんもわたしも、結構飲んじゃうんです。バーに行って、二人でバーボンのボトルを開けちゃったりして、店員さんにもびっくりされることも。。

 その日は、イタリアンレストランで軽く飲みながら、パスタとピザを食べて、バーに行っていつものように飲んでいました。

 Yちゃんとは、仕事の上司の愚痴とかで盛り上がって、相当飲んじゃって、気がついたら終電がなくなった時間に。

 いつもは、こんなとき、朝まで飲むか、カラオケに行ったりするんですけど、Yちゃんが
「飲み過ぎたから、ホテルで寝たい」
 って言ったんです。

 終電の時間過ぎてから、女同士でラブホテルで泊まって朝帰るっていうことは、回りの友達でもしてたから、そんなにびっくりすることなかったんですけど、ラブホに泊まって朝帰りする友達は、埼玉とか千葉とか、タクシー代より、宿泊代のほうが安い人たちで、私とYちゃんは、池袋からタクシーで帰ってもラブホ代の方が高くつくので、どうしたのかなって思っていました。

 バーを出て、少し歩くとラブホ街です。

 私もYちゃんも、少し足もとがしっかりしていません。

 適当に空いているホテルに入りました。

 部屋に入って、交代でシャワーを浴びました。

 Yちゃんが先に入って、その後に私が。

 シャワー浴びた後は、二人ともバスタオルを体に巻き付けて、ベッドの上でぼーっとしていました。


                                                        【つづく】