ある日の早いお昼時は、京都聴講旅行最終日のこと
そういえば祇園四条の名物的料理食べてないなぁ と
そんな祇園四条でお昼御飯、というお話です
向かったのは祇園四条のまん真ん中、通り沿いのお店
なんでもかき揚げ天丼と、穴子天丼が有名なんだとか
「祇園 天冨楽 天周」
天冨楽と書いて天麩羅、観光地のど真ん中の有名店
ともすれば早めに並ぶのが吉、と開店20分前到着
な の で す が 。 。 。
いや、あの、平日ですよ、なんならまだ10時台ですよ
しかも既に10名程の待ち人数、そしてそしてなんとなんと
「本日昼分のかき揚げはもう終わりました」
との御案内ですよ、ありゃぁすんごい人気なんだなぁ なんて
とはいえ、自分はかき揚げがそこまで得意でないので問題なし
いえいえ、穴子天丼で好いのですよ えぇ
暫くしまして開店時間、奥から順に席へ御案内
店内は、華美過ぎない程好い落ち着きがあります
カウンターメインの天麩羅屋さんらしい和の風情
席からは、素材の穴子さんやら、調理やらがよく見えて
こりゃぁ面白いなぁ とワクワクしながら調理風景を観察
にしても、スンゴい穴子の数ですよ、驚きますね
卓上はシンプルに整えられ、スッキリとしていて清潔感
薬味・調味料に七味、抹茶塩、山椒もあって好いですね
そうこうしていると、わりと早いこといらっしゃいました
「穴子天丼 ¥1100円」
蓋は無いもので、調理後ままのビジュアルで登場
味噌汁は白味噌系で、さっぱり、出汁は程々な感
添えられた香の物は、ピリリ感のあるたくあんさん
見るからに衣の厚い穴子さんは、半身程を豪快に揚げて
飾り衣もたっぷりですから、見た目にもボリューム感満点
ではではっと頂きまして
衣はザクザクと表面、中はややしっとりタイプのもの
2度揚げの調理の様ですが、2度目はやや温度低めかと
若干油切れが悪く、しっとり感は油分の問題で食味は重め
穴子はふわっと、というよりもまずまずのホクホク感
旨味はさほど強くなく、香る魚の強さが印象強いもの
皮身側の味わい、香りが強い様に感じます
という塩梅なので、七味、抹茶塩、殊更山椒は相性抜群
香りの薬味によって、元の強い香りが穏やかになります
丼つゆの方は、わりとあっさりタイプ
甘味を主張させずに、塩辛さも控え、上品な味わい仕上がり
ネタの強さや衣の強さを考えると、も少し強くて好いのかな
そうしてこうして、祇園四条の有名店で名物穴子天丼
天婦羅の衣や、揚げ加減は人により好き好きですからね
その辺を加味しても、油切れの悪さはちょっと気になるところ
また、穴子はこの価格で頂ける量として満足
個人的には、若干皮身の方の香りが気になります
が、これもまたお店のコンセプトなのでしょうか
となると、つゆとのバランス含み、うむむムム と
まぁそれはそれ、個人の好みというのもありますから
今回は自分に合わなかったのだな と気分をなだめて
こりゃぁ旅の〆御飯にはせつないなぁ なんて
ちょっとお散歩がてら、口直しをさがそっと!と
食後の腹ごなしを!と、お店を後にするのでした
こちらからはメニューの紹介になります
観光名所で好立地、この価格帯という努力は素敵ですよねぇ
にしても、名物と謳うかき揚げ天丼は、前客10名足らずで終了とのこと
そう考えると、ランチは何食なのでしょうね?相当レアなんだなぁ なんて