ある日のお昼は京都3日目、足を伸ばした嵐山での時間
お土産等々を買ったなら、あとはらしい御飯が食べたいなぁ と
そんな嵐山でランチのお話です
向かったのは嵐山のメインストリート沿いにある豆腐料理のお店
こちらのウリは湯葉も頂けるとのことでこちらに伺うことに
「嵯峨とうふ 稲」
店構えは純和風でして、日本料理屋さんらしい感じ
店内は外観ほど堅苦しい感じではなくって、過ごし易い広々とした様子
大きな窓が3方を囲むので、開放的なカウンター席が好い心地
嵐山の町並みと、山々を見ながらのランチ
風景だけでもなんだか好いなぁ なんて
メニューを眺めますと、コースがメインの構成になっていまして
中身の違いでお値段の違い、何が食べたいかで選べばいい感じ
湯葉と豆腐が食べられれば、とそんな具合ものをチョイス
ペーパーおしぼりにも小話が書いてあったり
さぁお昼ご飯、お供にはやっぱりコレ
「アサヒスーパードライ」
ビールは選択できずこちらを
何はともあれ、お昼からビール、それだけでも有り難いものです
なんてしてると思ったよりもずっと早くお料理がいらっしゃいます
「嵯峨御膳」
どうせなら、とコースの一番高いの頼んじゃいました!
とはいえ、これだけ乗って¥2500円くらいですから、それなら好いかなぁ と
にしてもなんとも豪勢じゃぁありませんかね
色々あって見ているだけでも楽しくなっちゃいますよ
ではでは早速お料理の御紹介をば
「くみあげ豆腐」
ぷるんっと綺麗な豆腐は、香りと豆の甘さがふうわり
添えられた出汁醤油で頂くと、なんとも上品なお味でして、こりゃぁ好いや と
「豆乳茶碗蒸し 自家製ひろうす」
ひろうすはやさしい味わいの出汁をよく吸っていて好いお味
なんだかほっこりしちゃいます
豆乳茶碗蒸しがまたなかなかの美味しさ
やさしい豆乳の風味に、やっぱり出汁が好いんです
「くみあげ湯葉」
ちょっと小さ目の手桶に入った湯葉はトロリ、ほんわかとあったか
箸で掬えば綺麗なトロトロ、こちらも出汁醤油で頂くのですがこれまた美味しい
また、その出汁をこの豆乳に入れて頂いても絶品
湯葉に豆乳スープも楽しめて一石二鳥!これも好いなぁ なんて
脇の小さな重箱にはデザート的なものがメイン
一つは天麩羅、その他は生麩田楽に、看板商品の蕨餅である黒本蕨
天麩羅は可もなく不可もなくですが、この抹茶塩がうんまい!
それだけでなんだかとってもお上品なお料理になっちゃうんですよねぇ
そうそう、一つは胡麻豆腐でして、これがまた好い風味でしたよ
お吸い物は薄い昆布、とろろ昆布とも違うのですが好い食感と風味
味わいも濃過ぎず、出汁の味がちゃんと楽しめるもの
御飯は五穀米でして、あっさりしたおかずには好相性
ごはん自体にしっかり味わいがあるので好いみたいです
胡麻豆腐も安定の美味しさでして、やさしい風味に、やっぱり好きだなぁ なんて
にしてもこの湯葉のトロリと、ほっこり温かい感じがなんとも堪らない
もともとがやさしい味わいの素材ですから、お出汁と頂くのが一番
これはたっくさん食べても好いなぁ と
そうしてあとはデザートの方を
生麩田楽は蓬と胡麻
どちらもとっても素材の風味が活きているのと、独特の食感が素敵
もチュッとしていて柔らか、そして噛む度に口どける感じが印象的
素材の風味と共に、なんとも好い食感でしてこれは美味しいや と
黒本蕨に至っては兎に角絶品!
看板商品というだけあって、そのとろける舌触りと柔らかな口当たり
そして黒糖の好い風味がクドくなく上品に香るんです
蕨餅自体は好きなんですけれど、これは今までにない美味しさでした
そうしてこうして豆腐に湯葉にと、たっぷり食べたいだけ好きなだけ
ちょっぴり贅沢な感じもしますが、それでもこれだけ頂ければ十分に満足
気楽に入れる感じのお店の雰囲気も含めて、お値段もこれなら納得です
やっぱり豆腐やそのお料理って美味しいなぁ なんて改めて
湯豆腐も好いのですけれどね、こうして湯葉を頂くのも好いなぁ と
そんなこんなで美味しい豆腐に湯葉たっぷり
食べたい物がしっかり食べられて、好い気分でお店を後にするのでした
また来た際にはこちらも十分に候補に上がりそう
外観はちょっと格式ばった感じがしたのですけれど、好い意味で入り易かったなぁ と
基本セットになっているので、頼み易いかなぁ と
まぁお値段はそれなりですけれど、十分な満足感はあるなぁ と思いますよ