グラフィックトライアル2011 | 新高速印刷みんなのブログ

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こんにちは、DTP部のゆーなです。

蒸し暑い日が続きますね。

皆さまお盆休みはゆっくり過ごせたでしょうか?

私は毎年恒例の夏風邪をひいてしまい変な汗をかきながら仕事中風邪
気持ちがゆるんだとたんに悪い菌エヘン虫がやってきます。
明日にはよくなりますように



今回は少し前に行ってきた「グラフィックトライアル2011」の紹介をします。


開催場所は印刷博物館P&Pギャラリー


印刷表現とグラフィックデザインの関係を深く追求し、
新しい表現を獲得する!という試みです。


グラフィックトライアルは今年で6回目で、
私は今回が初めてだったのですが、とても興味深い内容でした。


祖父江さんは「めざせ、トラブル!」というテーマで、
わざとフィルムにひっかき傷をつけたり、
インクを酸化させて刷り上がった紙をさびさせたり…
斬新でしたね。。


カレー粉で印刷するなんてのもありましたよ、ココアも。
ワクワク感がありますよね。
手にとって匂いもかいでみたりして(笑)


名久井さんの「なつかし印刷」は、わざと版ズレやカスレを作るために
オフセット印刷でステンシルのようにしていました。
・・・あの手作り感は味があったなぁ。
それに加えて、プロセス4Cを昔の色味に合わせて変えていてビックリしました。


「木版画に挑戦」てのもありました。
木版をスキャンして版にするなんて、アナログなんだか、デジタルなんだかコムズカシイ!。
「刷(す)る」ではなく、「摺(す)る」!
かっこいい!ですね(笑)


実際の仕事で役に立ちそうなのは、佐藤可士和さんの「基準の明確化」なのかな。
「インキ盛って」っていう指示に対してどのくらいもるとどうなるかって言う基準を検証したり。
曖昧なところを一刀両断!って感じでした。


可士和さんのは昔から「こと」に対する「意味」をすごく考えさせられることをしてますよね。
かっこいい!(笑)


思ったような色味や深みは、一回刷っただけじゃでないし、
むやみに塗り重ねたら良いわけでもない。勉強になりますね。


黒・金・銀のインキをメーカー・銘柄ごとに比較してるのもありました。
かなり差があるんですね。


これは印刷課の方にも是非みてほしかったな。


もう開催期間が終わってしまったのが残念。
来年は是非行って欲しいなぴちょん