介護保険ってご存知ですか
利用するための、一番最初が
とても重要で、たくさんの手続き(申請、
契約、サービスの導入)に労力が伴います。
終末期ケア専門士
音々礼 典子
介護認定調査内容 74項目について
認定調査員(ケアマネージャー)が直接ご自宅や入院先の病院、施設でご本人とお会いして下記についての聴き取りを行います。
聞き取りの内容は74項目。国が定めた全国一律の内容となります。
74項目というのは、
1群(身体機能・起居動作)
2群(生活機能)
3群(認知機能)
4群(精神・行動障害)
5群(社会生活への適応)
その他特記事項
で構成されています。
74項目、聞き取りにかかる時間としては、
比較的自立度の高い方で30分くらい。
状態に寄っては、30分以上、長くても
1時間以内くらいに74項目に必要な情報を
確認していきます。
ちょっと余談になります
認定調査っていうのは
最近どんな病気にかかったとか、ご家族の介護がどのくらいできるのか、
食事はどうしているかとか。大切なプライベートなことをお伺いすることになるんです。
そうすると、今まであまりこういったことを話したことがなかった方も、この時とばかりに、
たくさんのお話しをして下さる方がいらっしゃって。
私の場合、もっと時間をかけてお聴きしていけたらいいなぁって思うんですよね。
実際の現状としては、そうもいかなくて。
そんなことが多々あります。
余談はさておき
認定調査、74項目
聞き取りを行ったあと、内容を
まとめる作業を行って、保険者に提出します。
認定調査を受ける時のポイント
これよくあるパターン
90代や80代の方からみると、
何かテストをされているような感覚に
なるのか。
例えば、調理のことをお聞きするとしましょう
Q.普段調理はどなたがされていますか?
A.自分でしています。
本当にこれで出来ている方は何の問題もないのですが、実は違っていたりすることがあります。
出来ていないことを言いにくいのか、人に寄っては、出来ていなくてもやれています。
とお答えされる場合があります。
それとは反対に、
たまに、実際出来ているのに、出来ていないと言われる方もいらっしゃいます(ちょっとここは大きな声では言えませんね )
なので、今の状態、そのままを伝えて頂けることが一番のポイントになります
もしも、ご本人がご自身のことを詳しく伝えることが難しい場合、
ご家族や身内の方など、その方の近況を出来るだけ、分かっておられる方が、調査時に立ち会って頂けるのが理想的です
新規申請の時は、このあたりご参考にして頂けると良いのではないでしょうか。
認定調査、各項目ごとどんなことを聞き取るのか、そして、調査から認定までの流れ、また書いていきますね