日本人の海外流出が続いているという話。

ここ10年ぐらいで観察している

実感としても増えてきたなという印象があります。

 

 

 

 

クローズアップ現代は自分もネットでたまに見ていますが

この看護師が海外で出稼ぎした方が倍稼げるというのは

話題になっていました。

実感してきたのが日本の急速な発展途上国化で

物価が世界の国と比べて安くなっておりこれは

世界の先進国と比べてではなく新興国と比較して安くなっている。

 

そして更に大きな問題は日本に住んでいる日本人

があまりにもこの問題を理解できてないということ。

未だに自分たちは先進国の一因という気持ちがある。

危機感があまりに乏しい。

発展途上国化しているからこそ、物価の値上げ、生活の

苦しくなっていく恒常的な問題に対してもう今後は

対応できる可能性がないという問題。

 

 

年末にニューヨークに行った際にウェストビレッジにある

コールセンターにアルバイトで勤めているという20代の日本人で

出稼ぎにきていた人たちと知り合いました。彼らはニューヨーク

近郊で日本人宿を使用してコールセンターグループで

安く泊まり、2食ついたコールセンターの

アルバイトに出稼ぎにきていた、これで日本で普通に勤める

よりお全然稼げると話していたのが印象的でした。

 

日本で稼ぐのが厳しくなってきから近隣の東南アジアなどの

新興国から日本に出稼ぎに来る割合が急速に減り始めているという

ニュースは最近よく見ます。

かつてはフィリピンやタイなどから出稼ぎで日本にくるという

人たちがいましたが海外からの出稼ぎ労働者が減るだけでなく

日本で稼げないために海外にアルバイトに出るという

逆バージョンが起きているのです。

日本が明らかに貧しくなってきたからこそ起きてきた現象だなと。

 

その中で日本の賃金が上がらないという問題はとても根深い。

上がらない理由は明確でありかつ理由が多すぎて何から語っていいか

わからないぐらい。

(生産性がないことに時間を費やす労働習慣とか、終身雇用が

あることも明らかに賃金の上昇には障害ですし、

政治家が高齢で誰も引退したがらない、高齢者独裁かつ優遇の政治が

あと10年は続くとか)

 

日本のあらゆる世代は今後海外での投資スキルなどを真剣に

考える時期が来ています。