昨日現在のドミニカ共和国の1日の感染者数は300人以下にまで減ってきており
今週から公共の場でのワクチン証明書の提示は不要になり、
さらにマスク着用解除も宣言されました。
参考までにドミニカ共和国の人口は東京の人口と大体同数となります。
かなり激減している様子がわかるかなと。
ワクチンについてもファイザーの3回目のブースター接種の
大規模会場がサント・ドミンゴのそこら中にあり、行けば予約なしで
すぐに打てる状態です。
日本で疑問なのが大規模会場を設置しても予約しないと行けない、その予約が
1ヶ月先とかだと大規模会場の意味がないですよね。
未だに幼稚園や小学校内では保護者の立ち入りは禁止されてはいるものの、
飲食や美容院の店員などはマスクをはずし始めた人も増えてきました。
飲食店やショッピングモールには多くの人が訪れて、
観光客もコロナ前の2019年水準以上に戻っており
着実にコロナ前の状態に戻りつつあるのを感じます。
ただこれをもってコロナウィルスが終息していくのかというと
そういうわけではありません。
えっ、ドミニカ共和国ではここまで感染者が減っているのだから
終息していくのではないのかという意見も当然あると思います。
(そもそもコロナが終息をするというのはどういうことか)
そもそもの話ですがあるウィルスが終息するとはどういうことでしょうか。
多くの人の頭の中でイメージするウィルスの終息はこういうグラフだと
思いますがこのようなことはウィルスの性質上起きません。
感染症の歴史の本などを見るとよくわかるようにウィルス自体は
来年も再来年もその翌年も時には変異しながら増えたり減ったりを
かなりの長い年数繰り返すのです。
これは日本の地方都市におけるインフルエンザのグラフですがこのような
感じでコロナも毎年のように増減を繰り返すわけです。
では何をもってして終息と言えるのか、それは分科会の尾身会長が
国会で最後にチラリと本音を言っていましたが下記です。
つまり毎年コロナがまた形を変えて増えてきた時に
あまり皆が過剰反応しなくなる時がコロナが実質的に終息した時となるのです。
このように定義すると世界で最もコロナの終息が遅くなるのは
日本になる可能性が高いのではと思ったりもします。
というのも世界でもこれだけコロナについて過剰反応をして
規制をしまくる国は希だからです。少なくとも政策の動きとしては
全国にちらばる自民党員の9割が超高齢者であり、また自民党の
最大の票田が日本医師連盟などの医療業界ということもあり、
常にコロナでの規制をすることが支持率を伸ばすという傾向が強い
国になってしまっています。
そして一番の懸念はこれが毎年繰り返されることです。
病床率が3%の状況でも経済を止めている日本の状況が
世界から見ると異常な状態です。
ここでヒロユキ氏が西村さんにゲキ詰めしていますがこの動画が
拡散されたあたりのタイミングで明らかにネットを中心とした高齢者以外の
層はコメントの空気が変わってきた印象を持ちました。
またアベマプライムの「猛獣使い」として有名な平石アナウンサーがこの
タイミングだけはヒロユキ氏の猛攻を制止してない事がとても
印象的です。この番組のヒロユキが登場する
金曜日コーナーをよく見ている人はすぐに理解してくれると思いますが
感情的になるヒロユキ氏もとても珍しいし、その勢いを止めてない
平石さんも多分自分が知る限り初めてのケースです。
猛獣系のコメンテーターが集い朝生スタイルで討論する
この番組においてファシリテーションという能力を日本で有名にした
平石アナが敢えて話に割って入らなかった固唾を呑む場面でしたが
それだけここは多くの国民が知らないといけない
ポイントなのでヒロユキの勢いを止めるべきではないと判断したのが伺えます。
つまり多くの(高齢者以外の)日本人が知りたいのはどこまでのレベルになれば
日本政府が経済を動かす気があるのかということです。
今の日本で経済のダメージを増やすのは60歳アンダーの日本人にとっては
自殺行為であり、65歳など逃げ切れる年齢層ではない日本人の
多くは沈没を待つ船には誰も乗っていたくないからです。
このBloomberg のデータはかなり重要で都内の死亡者数の数で
コロナ前との比較です。死因についてどうしてもメディアでコロナでの死亡ばかりが
報道されてしまいますと真の全体像は見えなくなるからです。
日本政府が水際対策の緩和に動いた段階でようやくこういうデータを
公表してきましたがもう少し以前から分かっていたと思います。
経済を止めて自殺者数を増やしていますので日本人全体の死亡者数については
コロナの中で「病気以外の死因」で増やしたというのが
現状の結果です。
今日のヤフーヘッドラインで出ていたのが「岸田不況」という言葉
言いえて妙というか正確な表現を一言で表してくれている言葉。
現在世界が恐れていることは強度のスタグフレーションであり、この
悪化なインフレを止めないと家計は苦しくなる一方でこれらが積み重なると
多くの人が困窮に陥るということです。
世界中の多くの人が感じているようにあらゆる商品で異常な値上げが続いており
生活は苦しくなるばかりです。
岸田ノミクスはまず参院選の好材料にしたくて
経済界に賃上げ要求をして思い切り不発に終わりつつあります。
この記事で書かれているように「日本経済を回していかずに賃上げを要求する」
ということは一般企業で言えば赤字続きで事業の縮小を続けていて
新規事業の芽も出ていない会社の従業員がボーナスを増やして欲しい
ということと同意語になります。
こういう話をするとではGDPが5、4%ときちんと経済成長しているのではないか、
という話になりますがほぼ数字のマジックとなります。
とは言え5、4%という数字を改ざんしたりごまかしているわけではないです。
問題はその中身なのです。
民間消費を活性化はせずに公共事業ばかりで増やしたGDPでは一般人は
困窮するばかりなのです。